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なぜ、アートセンター歯科は自由診療に移行するのか?2019/06/14

すでに院内に掲示したりホームページにも告知しているように、今年の9月からアートセンター歯科は自由診療専門の医院に変わります。

自由診療移行のお知らせ2019.6

 

(自由診療と自費治療は根本的に違います。このことは別の機会に詳述します。診療の思想、体系が違います。自費治療はあくまでも保険診療がベースとなっています)

現在、治療に関してはほとんどの方が自費治療になっていますが、保険診療で受診されていた方には大変申し訳ありませんが何卒ご理解とご了承をお願い致します。

 

自由診療と保険診療は何が違うのか?

どうして保険診療でなく自由診療をしようとしているのか?

 

 

当然、皆さん疑問に思われると思います。

あるいは皆さんの中には、「安い保険治療は極力せずに、割のいい高い自費治療だけしようとしているんでは?」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

でも、そう思われるのは仕方ないことだと思います。

 

なぜなら、自由診療とはどういったもので、保険診療と何が違うのか?ということに関して私たち歯科医師も歯科医療従事者も分かっている人はほんの一握りにしかすぎないからです。

正直に言うと、私も数年前まで知りませんでした。

 

歯科治療とは保険診療のことで一部の自費治療(自由診療ではない)はプラスαである、と考えていました。

大学でのカリキュラムは保険診療をすることを前提に組まれていましたし、卒後勤務した医院でも保険治療が主体でしたし、それに何の疑問も持っていませんでした。

 

 

 

しかし、実態は「世界の歯科界をみると、日本の保険診療が非常に特殊なもので、自由診療がスタンダードである」のです。

そのことに気づき始めたのはあることがきっかけでした。

今から約5年前、東京で開業されている先生から次のような話を聞きました。

 

 

『先日、講師としてドイツから招いた先生が私の医院に来られました。

私の医院はごく普通の診療所でユニットが3台、歯科医師は私一人であとは数人のスタッフで毎日診療しています。

その日は日曜日で休診日でしたので、そのドイツの先生が私の医院のなかをあちこち見学されました。

 

その時にその先生が、ふと「ところで先生のクリニックでは1日何人ぐらいの患者さんを診療しているのですか?」と質問されたので、

 

「私のクリニックは都内なのでそんなに患者さんは多くありません。治療する患者さんは1日だいたい15人ー20人ぐらいです」と答えました。

 

そうするとその先生が
「え!そんなにたくさんの患者さんの治療ができるのですか?」
とおっしゃったので、

 

「いや、私のところはまだ少ないほうですよ。もっと多いところもたくさんあります。」
といいましたら、

 

そのドイツの先生が
「それはクレイジーだ。普通に治療していたら、せいぜい多くて1日に5-6人ではないのですか?」
とおっしゃったのです・・・・。』

 

 

 

このことを聞いて、そのとき私は非常に驚きました。

何がクレイジーなのか?  どこがおかしいのか?

全く分かりませんでした。

 

日本の歯科の世界ではこの東京の先生がおっしゃることがほとんど常識であり、私も日々そのような忙しく慌ただしい診療をしていたからです。

 

アートセンター歯科を開院する前に勤務していた時などは1日に30人以上の治療をしていました。

 

そして、そのことを半ば誇りにさえ感じていました。

 

 

 

 

今の保険診療では一日20人診療しないと医院経営は成り立たないといわれています。

40年ほど前の私の子供のころはなんと100人以上治療していた先生もいたようです!

 

 

単価が決まっている保険診療では、いかに効率よく治療をこなしていくかがポイントになっています。

「早い、うまい、安い」が保険診療で歯科医院を成功させるポイントなのです。

 

 

同じ5000円の治療でも、30分でするより10分ですませるほうが当然医院の利益は上がります。

また、使う機材や材料のコストは抑えれば抑えるほど利益は上がります。

最善の機材や材料を使った最善の治療をするためには当然コストや時間がかかりますが、それが難しい体系になっています。

 

 

つまり、もともと最善の治療をするための制度ではないのです。

 

例えば治療時間でいえば、根の治療は保険診療では15分ほどでするところが多いです。

でないと医院経営が成り立たないからです。

 

 

しかし、歯科の世界的常識ではこのことはそれこそ「クレイジー」なことなのだと知りました。

今の世界の標準的な歯科治療では根の治療の場合、1回に約2時間かけて行うのが常識になっています。

 

それを聞いて、「えっ!」と思われる方も多いのではないでしょうか?

 

きちんとした治療をしようとするとそれぐらいの時間はかかるのです。

治療に使う機材も治療の各ステップも技術も滅菌のレベルも保険治療とはすべて違います。

 

 

このことは先進諸国ではもちろん、タイやベトナム、台湾や香港、シンガポールなどの東南アジアでも同じです。

 

しかも、その治療時間が数回かかります。
多い時はトータル10時間近くかかることもあります。

 

根管治療一つとっても、いかに日本の保険診療が特殊かお分かりになられたでしょうか?

 

 

 

 

歯科医師は「プロフェッション」と呼ばれる職業です(プロフェッショナルとは少し異なります)。

プロフェッションの仕事の原則として「自らのもてる知識と技術の最高を目指す」ことや、「最善の結果のためにコストは問わない」ことがあります。

 

 

この原則に即して診療をしようとしたら、例えば先述した根の治療の場合は「1回2時間の治療」となり、「最善、最高の機材を使用」することになってきます。

 

 

 

 

 

 

そのような治療をすると必然的に治療費も決まってきますが、この治療費が日本の保険診療は異常に低くなっています。

 

 

次の表は先進国における根の治療(根管治療)の治療費の国際比較です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次はデータが少し古いのですが東南アジアとの比較になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マクドナルドのバリューセットの料金の比較もあって面白い表になっています。

日本のマクドナルドのバリューセットは1番値段が高いのですが、歯の根の治療費は極度に低くなっていますね。
ここまでくるともはや異常です。

 

アメリカは14万円になっていますが、専門医であれば20万円から30万円ほどします。

これは根の治療費だけであり、これにかぶせを合わせると40万円以上になります。

 

 

これではいかに日本の歯科医師が、手先が器用で真面目であっても限界があるということがお分かりになると思います。

素質だけをみれば日本の歯科医師は最高レベルで器用です。

だから、こんな劣悪な環境でもなんとかやっていってるのかもしれません。

 

 

 

このような国際的に異常に低い治療費は、根の治療だけではなく他の歯の治療でも同じです。

ざっくりと約10分の1です。

 

 

 

 

皆さん歯の治療は回数がかかる、期間が長い、と感じませんか?

データによると、日本の歯科の受診者数は諸外国の約4倍以上になっています。

 

単価が安い治療費を回数で補っているのではないか?と10年以上前に東京医科歯科大学の川渕教授が指摘しておられました。

それに対して、当時の日本歯科医師会の会長は猛烈に抗議しておられましたが。

 

 

 

1回の治療時間は短いが回数がかかる。

必要な治療を数回に分けてする。

再治療が多く、治療が終わらない。

そのようなことも、実は日本の歯科保険制度が原因となっています。

 

 

 

私が学生だった頃、今から20年ほど前は韓国や中国、それに東南アジアからの留学生が大学の歯学部にたくさんいました。

私は、それを見て日本の歯科のレベルが高いのだと思って誇りに感じていました。

 

 

ところが、いまはほとんど留学生が来ていません。

アジアの留学生はカナダやアメリカ、ヨーロッパに留学しているようです。

 

その理由は「日本の歯科医療は世界標準ではない」からだそうです。

それが現実なのです。

 

 

 

保険診療とは
「日本全国どこで治療を受けても同じ内容で同じ治療費で受けることができる」制度です。

なので、患者さんにとっては非常に安価で手軽に受診できるので助かる制度になっています。

 

しかし、その制度は「う蝕の洪水時代」におおもとの骨格がつくられたので「暫間的な応急処置」の性格をもっています。

 

 

私の小さい頃はたくさん虫歯になるのが当たり前の時代でした。

一人に数本どころか10本以上虫歯になるのは珍しくなかったのです。

しかも治療しても次々に再発することに何の疑いもありませんでした。

 

 

そのような時代に1本ずつ数時間もかけて最善の方法で丁寧に治療していては間に合いませんし膨大なコストがかかります。

だから、とりあえず痛みをとる、とりあえず詰める、とりあえずかぶせるという場当たり的で安価な応急処置が主なものにならざるを得なかったのです。

 

 

それはあたかも、戦場で次々と負傷した負傷兵が運ばれてくる野戦病院のようなものです。

必要最小限の設備と機材で何とか処置していくのです。

 

現在はこれに近い歯科治療をしているのがアフリカなどの後進国です。

 

 

昔、それを東京医科歯科大学の総山教授は「姑息治療」と名付け、保険治療の体系の抜本的な改革を提唱し続けておられました。

一方、近代歯科学を基礎に置いた自由診療を「正則治療」とよび、早急にこちらへシフトすべきだと唱えておられました。

 

1960年代から1970年代にかけて、総山先生だけでなく多くの先生がそのような変革の必要性を唱え、積極的に活動されたにもかかわらず、現在でも残念ながら根本的には変わっていません。

 

 

また、総山先生はつぎのようなこともおっしゃっています。

「20世紀は世界の歯科医療は大きく進化し改革されてきた。しかし、その中で日本だけが保険という枠の中でその進歩を阻み、日本の多くの人たちに口の健康の恩恵によるQOL(生活の質)を手に入れるチャンスを逃している」

 

 

今の時代、むし歯と歯周病の歯科の2大疾患は予防できる疾患で「本来はまれな疾患」という認識となっています。

ですから、数少ない治療が必要な歯に対しては最善の治療法で治療し、そのあとは自らのホームケアと定期的なメインテナンスで予防していくのが当たり前になってきています。

 

 

日本も「う蝕の洪水」の時代はとうに過ぎているので新しい時代に即した保険制度に再構築することが必要です。

先述した根管治療を1回2時間かけてできるような保険診療にするべきです(無理でしょうが)。

 

 

アートセンター歯科では、現在はパラジウム合金やニッケル、クロムなどの保険診療で多く使用されている体に害がある金属は使用していません。

 

 

 

 

 

かぶせや詰め物にパラジウム合金を使用しているのは日本の保険診療だけです。
(かぶせを保険給付している国はほとんどありません。スウェーデンなど保険でしている国はゴールド冠です)

 

 

最近、金属アレルギーが急激に増加してきていますが、その大きな原因に口の中の金属が挙げられています。

だから、もし口の中に金属があれば積極的に除去するようにお勧めしています。

 

 

パラジウム合金の害が社会的問題となってきた数年前から保険診療にCADCAM冠というプラスティックのかぶせが導入されました。

これもまた日本の保険だけのものです。

 

中国の技工士がこれをみて「これは中国では仮歯で使うものです」と言っていました。

私は当初から、これはかぶせに使用する材料ではなく所詮仮歯だと言って絶対に使用してきませんでした。

 

その仮歯をセメント合着してしまうという!という非常識なことが行われています。

ここでも「姑息治療」が行われています。

 

皆さんご存知のように保険の財源は決して十分ではありません。

ですから、ある意味このようになっていくのは仕方ないといえます。

歯科保険診療が「暫間的な応急処置」ということがお分かりになると思います。

 

 

当然再治療が繰り返され、口腔の健康はどんどん失われる「負の連鎖」が止まりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、この保険診療のことを考えるといつも頭に浮かぶのは次のエピソードです。

お若い方はご存じない方もおられるかもしれませんが、現在のパナソニックは以前、松下電器という会社名でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

その本来は電機会社である松下電器が、第二次世界大戦のとき軍から依頼されてなんと、船や飛行機を作っていたそうです。

電気製品を大量に効率よく作る技術や能力を評価されてこのような要請を受けたようです。

 

ところが、終戦近くになって戦況が悪化し、物資に乏しくなってきた日本では飛行機を作るのに使用するジュラルミンという金属が不足してきました。

そこで、軍隊からなんと驚くことに「木造の飛行機を作ってくれ」と指示され、実際作ったそうです。

木造の飛行機を作ることなんて、現在では安全性の低さからとうてい許されるようなことではないと思いますが、終戦間際の困窮した状況ではそのようなことをしてしまうんですね。

 

そして、実際に製造してテスト飛行も成功した(これもある意味すごい!)段階で終戦になったとのこと。

もしかしたら、その当時の軍は飛行機に乗って戦場に向かう兵隊が、無事に帰ってくることなど考慮にいれていなかったのかもしれません。

 

それぐらい人命が軽んじられていた時代だったんですね。

 

私はいまの日本の歯科保険治療を考えるとき、この「木造の飛行機」のことをいつも思い出してしまいます。

 

 

 

 

しかし、くれぐれも言っておきますが、私は日本の歯科保険の全てを否定しているのではありません。

今でも虫歯がかなり多く、痛みもあって少しでも早く応急処置しないといけない方もおられます。

 

また、経済的に自由診療を受けるのが難しいので何とか最小限の治療を保険でしないといけない方もおられますし、お口の健康にあまり関心がなく保険治療で十分だと思っておられる方もいます。

そのような方には、社会福祉の観点から当然保険で治療をしていくのは正しいことだと思います。

 

 

 

 

しかし、アートセンター歯科に来院されている方の多くは最低限の治療ではなく「最善の治療」を望まれています。

その要望に応えていくことにアートセンター歯科の存在意義があるのではないかと思って2008年の開業から今までずっとやってきました。

開院以来、お口の健康に高い意識を持った方が多く来院されその要求に応えることができるように努めて参りました。

 

 

そして今まで、いろいろ見聞を広めたり、調べたり自問自答して出た結論が「アートセンター歯科を自由診療のクリニックにすること」でした。

 

保険診療は私たちがしなくても「コンビニより多い」他の日本国中のどこの歯科医院でも行ってくれます。

 

 

ところが、自由診療(自費治療ではありません)をするクリニックはほとんどありません。

 

だから、最適で最善な歯科医療を求めている患者さんが多くいるにもかかわらず、どこに行けばいいのか分からずに、さまよっておられるような状態です。

そのようなさまよっている患者さんを救うこと、そのような患者さんに応える歯科医療を私たちが提供していくことは「社会からの要請に応える」ことだと考えてもいいと思っています。

 

 

また、アートセンター歯科を最善で最適な自由診療をする歯科医院にすることは、「地域医療の進歩」に寄与することになるとも考えています。

 

アートセンター歯科の本当の存在意義は自由診療を行うことによって見出すことができ、自由診療を実践することによって質の高い社会貢献ができるのではないかと考えています。

                                        

                           アートセンター歯科 院長 大西正宏

 

 

 



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