ごぼ口

口元が出てる?
ごぼ口とはどんな状態?

口元が出てる?ごぼ口とはどんな状態?ごぼ口とは、口を閉じた時に上下の唇が前に突き出てしまい、口元が飛び出て見える状態のことを指しています。ごぼ口自体は医学的な正式名称ではなく俗称で、正式には「上下顎前突」といいます。突出している歯によって、「鼻の下が長く見える」「顎の下に、ウメボシのようなシワができている」などのコンプレックスを抱えている方は多くいらっしゃいます。また、見た目の問題だけではなく、「口が閉じにくい」「虫歯・歯周病のリスクが高い」「前歯が汚れやすい」などのトラブルを招くこともあります。原因は様々で、適切な治療を受ければ改善できることもあります。お悩みの方はお気軽にご相談ください。

ごぼ口になる主な原因

ごぼ口の原因は「歯の前突」によるものです。歯の前突は「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と「下顎前突(かがくぜんとつ)」「上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)」の3種類に分けられますが、この中でごぼ口になりやすいのは上顎前突と上下顎前突です。歯の前突は、下記の要素によって生じます。

先天的な要因

歯の生え方や顎の骨格は、両親からの遺伝の影響を大きく受けるものです。また、ごぼ口は主に「顎が小さい」「骨格が小さい」「顎に対して歯が大きい」方に起こりやすいとされており、特に欧米人よりも顎が小さい日本人は、ごぼ口になりやすい傾向があります。
先天性のごぼ口でも矯正できますが、骨格などによるものの場合は、外科治療を受けていただくケースもあります。

後天的な要因

幼少期の指しゃぶりや口呼吸などの習癖、舌で前歯を押す癖(舌突出癖:ぜつとっしゅつへき)、おしゃぶりを長期間使い続けていた、唇をかむ癖がある、硬い物を食べない食習慣などによって、前歯が前に押し出され、ごぼ口になるケースも存在します。
歯列矯正が有効ですが、普段のクセによってごぼ口になっている場合は、その矯正も行わなければなりません。
また、歯や骨の問題がなくても、生まれつき「唇が分厚い」「口元の皮膚が厚い」ことによってごぼ口になる方もいます。遺伝的な口唇の厚みによるごぼ口の場合は、改善が難しいこともあり、美容整形を検討した方がいいケースもあります。

ごぼ口で困ること・影響について

見た目がコンプレックスになる

「横顔の理想的なライン」と言われているEライン(エステティックライン)とは異なり、ごぼ口は唇が盛り上がって見えています。Eラインとは、鼻と顎の先を一本の線で結んだ時に、唇が線よりもやや内側に入るような見た目のことです。
ごぼ口に対してコンプレックスを抱えている方の中には、精神的なストレスで辛い思いをされている方もいます。「口元が気になってマスクが手放せない」「思い切り笑えない」と悩む方も少なくありません。

虫歯・歯周病リスク・口臭の
原因になる

虫歯・歯周病リスク・口臭の原因になる口が閉じにくい状態ですので、常に口がポカンと開きがちになります。
口呼吸が続くと口腔内が乾燥しやすくなります。(ドライマウス)口腔内が乾燥すると、唾液が本来持っている自浄作用を活かすことができなくなるため、虫歯や歯周病、口臭などのリスクが高くなります。

口呼吸になりやすい

口呼吸になりやすい口呼吸になると口腔内が乾燥し、細菌などが直接口腔内へ侵入してしまいます。
そのため風邪やウイルス性の疾患のリスクが高くなってしまいます。

ごぼ口は自力で治せる?

ごぼ口を治すのにかかる整形費用や矯正費用は高額です。そのため、諦めて自力で治そうと考える患者様もいます。また、「口ゴボは美容整形で治すものだ」と思い込み、歯科医院での治療を視野に入れない方も少なくありません。しかし残念ながら、ごぼ口を自力で治すことはほぼ不可能です。たしかに、ごぼ口は後天的な要因でも起こりますし、悪化もします。普段の習癖を改善するだけでも、悪化は回避できます。しかし、歯科による矯正治療や美容整形を受けないと治らないケースがほとんどです。自己流で矯正を行うと、歯や歯ぐきに炎症が起きたり、歯並びが悪くなったりするリスクがあるため、大変危険です。自力での矯正は絶対に行わないでください。

ごぼ口の治療方法

マウスピース矯正
(インビザライン)での治療

マウスピース矯正(インビザライン)での治療インビザラインなどを使って、ごぼ口の原因となる出っ歯を治療する方法です。インビザラインは透明色で、一見矯正器具だと分からない見た目をしているので、口元の見た目を気にせずに治療を受けることができます。ワイヤー矯正と一緒に行うこともできますし、食事や歯磨きを行う時は、外しても問題ありません。そのため今まで通りに、食事や歯磨きをスムーズに行うことができます。
ただし症例によっては、難しいこともあります。

ワイヤー矯正
(表側矯正・裏側矯正)

ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)ブラケットとワイヤーを使った矯正治療で、あらゆる症例に対応できます。装置を歯の裏側に装着する裏側矯正でしたら、見た目もそこまで気になりません。
「自分の歯を少しずつ動かさなければならないので、矯正期間が2~3年もかかる」「100万円ほどかかる」といったデメリットがありますが、「元々ある天然歯で、きれいな口元が手に入る」という大きなメリットも得られます。

セラミック矯正

前歯を削ってセラミッククラウンを被せることで、歯並びを改善させる方法です。軽度の出っ歯によるごぼ口でしたら、この方法を選択することもあります。
「短い期間で、歯の形や色をきれいに整えることができる」というメリットがあります。しかし「割れやすい」「神経を抜いたり歯を削ったりしなければならない」というデメリットも存在します。また、セラミックが割れた時はまた、型を取って被せ直す必要があるため、その分の費用も発生してしまいます。

ごぼ口Q&A

治療はどのような流れで
行いますか?

まずは無料カウンセリングを受けていただいてから、問診を行います。現在の口腔の状況を調べながらご希望などを丁寧に伺い、治療方針を一緒に決めていきます。 治療方針が決まりましたら、初診時の口の模型を取り、口腔とお顔全体の写真を撮影します。

ごぼ口の矯正を受けたら
スッキリした横顔になれますか?

「美しさ」に対する価値観は人それぞれ違うものかと思いますが、理想的な横顔と評されている「Eライン(鼻先と顎先を直線でつないだライン)」になるよう矯正していきますので、前よりもスッキリと、きれいな横顔になります。

ごぼ口は美容整形を受けなくても
治るのでしょうか?

ほとんどの場合、美容整形の手術を受けなくても治すことができます。 ごぼ口の原因は人によって異なりますが、歯並びの乱れや前歯の前突によって唇が押し出され、口元が盛り上がってしまうケースが多いとされています。この場合は、歯科治療が有効になります。

ごぼ口を自力で治すことは
できませんか?

一度でもごぼ口になってしまうと、自力で治すことはほぼ不可能だと考えた方が良いでしょう。また出っ歯などによってごぼ口になっている場合は、歯科医院での治療が必須です。

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