※お昼の休憩時間はありません。
〒651-0055
兵庫県神戸市中央区熊内橋通7-1-13
神戸芸術センター4Fメディカルフロア
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皆さんもご覧になられたかもしれませんが、最近、テレビや新聞、雑誌などで「歯周病と全身疾患」との関係をよく取り上げられているようです。「歯周病」に罹患した人は「心筋梗塞」や「糖尿病」が悪化する確率が非常に高くなる、という内容です。
このように、体の中で離れたところに2次的に感染を引き起こすことを「病巣感染」といいます。病巣感染の原因は、歯、扁桃、上咽頭が90%以上を占めると言われています。病巣感染の原因となるのは歯周病だけではありません。 実は「根管治療した歯」や、通常の抜歯によって生じる「ボーンキャビティー」も全身疾患と非常に強い関連があります。
歯や顎骨の口腔が原因となる病巣感染を「歯性病巣感染」といい、関連する病気は、
根の先に膿がたまったり、歯周病が進んでしまって歯を抜くとき、根の周りに取り巻いている「歯根膜」や「硬化性骨縁」の部分を除去せずに抜歯してしまうと、そこには健全な骨の再生ができず、細菌やウィルスに感染した腐骨になってしまいます。
歯根膜繊維は吸収されにくいので抜歯後、長期に残存することにより血流障害をおこすことと、歯根膜繊維があると歯がまだあると生体がみなしてしまうために、健全な骨の再生ができなくなります。
また、感染源の細菌やウィルスを患部から外に流出するのを防ごうとする生体防御反応として作られた硬い骨のバリアである「硬化性骨縁」は非常に血流が悪いため、骨の再生ができなくなります。
1996年のリービーとハギンスの調査によると、691例の抜歯ケースで77%にボーンキャビティーがあったとのことです。親知らずは354例中88%にボーンキャビティーが存在していたと発表しています。
抜歯するときは歯根膜繊維をきちんと除去することが重要です。周囲に感染した骨や硬化した骨がある場合は、その部分も除去することが重要です。
除去するときは強い抗酸化力があり、免疫力が上がる高濃度ビタミンC点滴をしながら行うと効果的であり、抜歯したところに血液から作成したフィブリンを入れるとより一層治りがよく、早くなります。
このように全身疾患との関係を考慮して治療する歯科医師をバイオロジカル・デンティストといい、アメリカやドイツをはじめとするヨーロッパではこの数年で増えてきています。
ちなみに、腐骨除去手術をしている歯科医師数は、アメリカで約80人、ドイツで約100人とのことです。
2013年国際オーソモレキュラー学会@トロント
トーマス・レヴィー医師
(米国心臓血管専門医)
「乳ガンや頭頸部ガンの最大の原因は、リンパ系で直接つながっている口の中の感染根管である。また、これらは心臓病にも深く関わっている。」
歯の中 | 根管(主根管、側枝)、象牙細管の中に病原性をもった細菌が充満している状態です。 また、血行がないので生体の免疫力は全くゼロです。 |
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膿のある部位 | 病原性をもった細菌と免疫細胞とが戦っている状態で膿が生じています。 周囲の骨も感染しています。 |
抜歯 | 無菌化するには最も確実な方法。 周囲の骨も感染しているので一層削除することが重要。 |
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根管治療 | 太い主根管のみ清掃が可能。 レントゲン上で治癒したように見えても側枝や象牙細管には細菌が存在したままで病原性は残っている |
歯根端切除 | 歯冠歯根比が低下して弱くなる。 レントゲン上で治癒したように見えても側枝や象牙細管には細菌が存在したままで病原性は残っている |
皆さんはご存知ですか?虫歯と全身の病気は関係しているのです。
膿をもった歯がある、と言われたことはありませんか?その場合その歯は感染があるということです。一般的に虫歯になり感染(膿)を起こしてしまった場合、歯の根管(根っこ)を消毒する処置を行います。
しかし、歯の象牙細管は顕微鏡でしか見ることのできない程細かい管でできており、その 管の長さは全てつなぐと前歯(単根歯)でも約4.8kmにもなると言われています。
そのため、消毒処置をしっかりとしても象牙細管内に入り込んだ細菌をゼロにすることは難しい上、この細菌が非常に強い病原性、毒性があると言われています。
※口腔内の病巣が全身的な病気の原因であると証明することは現在においてもきわめて困難ではあるが、歯性病巣感染を治療していくことにより以下の病気を軽快・完治する症例も多数あることも事実である。
神経をとってしまった歯は免疫力が低下して細菌の温床になってしまいます。まずはそのようにならないように小さな虫歯を予防することから始めましょう。すでに現在病巣感染がある場合で病気や免疫が低下している方は抜歯の検討もおすすめします。
※病巣感染があり抜歯する際は特殊な方法を用いて行うため医師と相談の上行ってください。
令和3年4月来院。
かかりつけの歯医者で、根管治療をしていたケースです。
大分前から右下に違和感が続いているという主訴で来院されました。
CTを撮影したところ、遠心にひびが入っているかもしれない上に骨吸収も著しい状態でした。
そのため、根管治療での保存は不可能であると判断しました。
根尖病巣の説明を行い、身体のために抜歯とボーンキャビティ除去法をご提案しました。
抜歯をしたところです。
不良肉芽もミラーに写っています。
嚢胞を摘出しているところです。
周りの感染した骨を取り除いています。
血液から採取したフィブリンを抜歯口に入れています。
縫合したところです。
患部が治癒したら、欠損補綴に進みます。
治療期間 | 抜歯〜縫合 10日間 |
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治療のリスク | ・コツを削除するため、下顎管を傷つける可能性がある ・菌血症によって熱がでるなどの症状がある(歯周治療を行う必要がある) ・出血がある(外科治療である) |
治療費用 | 110,000円(税込) |
1年くらい前に旅行中に脈を打つ痛みがでたので、左上6番を抜髄して、1年かけて治療しました。
その治療前にその歯医者でCTを採ると、副鼻腔炎の疑いがあるということで耳鼻科を紹介されました。
診断結果は副鼻腔炎ではなかったそうです。
その後治療したが、痛みが取れなかったようで、来院3日前より咬合痛が出たことで当院に来院されました。
根管治療後、クラウンまで治療を完了していました。
CT撮影後、一度被せ物を外しましょうと提案し、実際に拝見したところ、歯根破折をしていました。
破折した歯を抜歯しました。
嚢胞を除去します。
感染した骨の削除しています。
抗生剤を抜歯口に入れる。
フィブリンを入れています。
縫合して、患部が治癒した後に補綴へ移行します。
治療期間 | 抜歯〜縫合 10日間 |
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治療のリスク | ・コツを削除するため、下顎管を傷つける可能性がある ・菌血症によって熱がでるなどの症状がある(歯周治療を行う必要がある) ・出血がある(外科治療である) |
治療費用 | 110,000円(税込) |
治療内容 | 歯が原因で感染した歯根周囲の組織を除去する方法です。 |
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費用 | 60,000円~100,000円(自由診療) |
治療期間、回数 | 1回(消毒や経過観察を含めると3回)。期間は1日から10日。 |
副作用やリスク | 手術で使用する高濃度ビタミンC点滴で血管痛が出ることがある。また、抗生物質や鎮痛剤の副作用が出ることがある。 |
当院では歯科治療のご予約、矯正治療のご相談はオンラインもしくはお電話にて承っております。
(いずれも完全予約制になっております。)
当院では初診の方は75分、矯正歯科の相談に関しては30分頂戴しております。
ご予約・ご相談をご希望の方はお時間を十分に確保した上でご予約いただきますようお願い致します。
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