子供の予防歯科

お子様の予防歯科を
ご検討の親御さんへ

お子様の予防歯科をご検討の親御さんへお子様のお口のことが心配になられている親御さんはとても多いと思います。
親になり自分の過去を振り返ってみて、同じような思いを子供にはさせたくないとお考えではないでしょうか?
それは私達も一緒で、「虫歯にさせたくない!」「歯並びが悪いんじゃないか?」など、子供のお口を見るたびに思ったものです。歯科に従事しているから安心というわけでもなく、やっぱり大切な子供ですから、心配になってしまいます。
そういった意味で私達は、親御さんと同じような立場で同じように悩みながら子育てをしています。一方で一つ違うのは「知識」の部分だと思います。お子様の予防をお考えの親御さんと同じ立場で、「正しい予防の知識」を提供できるのが当院の強みであると考えています。
親御さんとお子様と三人四脚の気持ちで、予防に取り組んでいきますので、お子様のお口のことでお困りになられたら、いつでもご相談ください。
このページでは、親御さんからよくいただく質問を中心に、子供の予防歯科についてお伝えしていきます。

子供の予防歯科を始める
タイミングはいつ?

子供の予防歯科を始めるタイミングはいつ?「生まれたらすぐに歯医者に行ったほうが良い?」、「歯が生え始めたら行くのが良い?」など、どのタイミングで歯医者に行くべきかをまず悩みますよね。

一般的には「歯が生えて、1歳半頃」と言われていますが、当院では「気になったタイミング」でご来院いただいております。
理由としては、心配のまま過ごされるよりも安心できること、歯がない時からできるお口の清掃方法などお伝えすることができるからです。
定期的にいらっしゃっていただければ、お子様の成長段階に合わせた予防の方法やお子様の歯のクリーニング、フッ素塗布などを行うことができます。
したがって、「心配になったら一先ず相談してみる」というのが当院が考える子供の予防歯科のタイミングと考えています。

どうして虫歯になってしまうの?

まずご理解いただきたいことは、虫歯は細菌による口腔疾患であるということです。
この細菌が飲食による糖などを栄養として吸収し、代謝することによって酸を出します。
それによって歯が溶かされていく病気であるということを知っていただくと虫歯の原因がよくわかります。

磨き残しが発生しているケース

磨き残しが発生すると、虫歯が増殖する機会を与えてしまいます。
聞いたことがあるかもしれませんが、プラークと呼ばれる細菌の中に虫歯の原因となる細菌がいますので、このプラークを取り除かない限りは虫歯の進行は止まることがありません。
だからこそ正しいブラッシング(プラークコントロール)や歯科医院でのクリーニングが重要になるのです。親子で正しい磨き方を学んでセルフケアの質を高め、歯科医院で定期的にクリーニングや再石灰化を促す処置を受けて、プラークに侵されない清潔なお口を維持することが重要です。
磨き残しが悪いと聞こえてしまいますが、誰しも最初は上手にできないものですので、あまり気にせずに正しい方法を学んでお子様も親御さんご自身もキレイなお口にしましょうね。

食生活が原因で発生している
ケース

食生活が虫歯に影響する原因としては、細菌の出す酸によって長い間お口の中が酸性に傾いていると歯が溶かされ続けていきます。このことを脱灰と呼びます。
本来は、脱灰された状態から唾液の作用で再石灰化が促されて元の状態に戻るのですが、おやつや食事をダラダラ食べてしまうと酸性に傾いている時間が長くなり、再石灰化が追いつかずに脱灰し続けてしまいます。したがって、虫歯になるということです。

ステファンカーブと呼ばれる指標があり、飲食を行うことで酸性に傾くタイミングと再石灰化が促されるタイミングがグラフで表されているので、一つの指標として確認いただくと、食生活がどれだけ虫歯に影響するのかを知っていただくことができます。

親から子供に虫歯が
うつるのは本当?

親から子供に虫歯がうつるのは本当?「子供とキスすると親から虫歯がうつるって本当ですか?」とよく質問をいただくのですが、結論から言うと、「はい」という返答になります。
生まれたばかりの子供のお口の中は無菌状態ですので、一番最初にお子様のお口に虫歯の原因となる細菌がうつるのは、親の可能性が高いと言えます。
キスだけではなく、食事をフーフーするしたときの飛沫や食器を共有した時に親の唾液に含まれる細菌がお子様のお口の中に入ることが主な要因とされています。
これは親の責任ではありません。どれだけ親が気をつけていても、成長をすれば必ず細菌の侵入を許す時がきます。何より大切なお子様ですから、キスしたいと思うのは当然です。
そこで大切なのは、親御さんの口腔管理ができているかどうかです。
少しシビアな話になってしまいますが、大切なお子様とキスしたいでしょうし、一緒に飲食したいですよね。でもその時、親御さんの歯が虫歯や歯周病だった場合どうでしょうか。
子供の立場に立って考えると、嫌ではありませんか?
親御さんの口腔管理がしっかりしていれば、お子様もしっかり口腔管理ができるようになります。
したがって、まずは親御さんの口腔管理をきちんとすること。そして、最大限お子様のお口が細菌に侵されないよう、親御さんの仕上げ磨きや定期的なクリーニング、フッ素などの再石灰化処置をきちんしていくことがとても重要であると思います。

マイナス1歳からの予防歯科を
おすすめします

マイナス1歳からの予防歯科をおすすめします予防大国スウェーデンではマイナス1歳からの予防歯科ということで、妊活・妊婦の時から口腔管理をしっかりすることで、生まれたお子様への健康への配慮が高まるという考え方が実践されています。これを「プライマリー・プライマリー・プリベンション」と呼びます。これからお子様を授かりたい方も、夫婦で一度口腔環境の見直しを行うことをおすすめします。もちろん、お子様がいらっしゃる親御さんにもおすすめしております。

子供が中々言うことを
聞いてくれない!

子供が中々言うことを聞いてくれない!「子供が中々言うことを聞いてくれないから仕上げ磨きができません。」というお話をお聞きします。

お子様にも自我があります。
大人もそうですが、嫌なときは嫌です。
だけど怒ってしまったり、無理矢理やるとお子様の脳裏には「歯磨きは嫌なこと」と刷り込まれるため、どんどん言うことを聞かなくなってしまいます。
予防歯科はお子様を認めてあげることで、歯磨きや歯医者に行くことは嫌なことではないと感じてもらうことが重要です。
そして頑張ったときには全力で褒めてあげてください。
子供は認めてもらうことで成長していきます。「モンテッソーリ教育」というものがありますが、親や医療従事者は子供の成長を見守るというスタンスを取ることが重要で、押し付けることよりも頑張ったことを褒めて、自発性を促すことがとても重要です。お子様の努力を見守り、一緒になって頑張ったことを共有することで、子供の心はどんどん成長していきます。「親は忍耐」とよくいったもので、焦らずに一歩一歩予防歯科に慣れるように見守っていきたいですね。

当院が行う子供の予防歯科

歯磨き指導

歯磨き指導は予防歯科の第一歩です。
まずは歯科衛生士がお子様の歯を磨いていきますので、親御さんにも実際に見ていただきながら指導をしていきます。お子様がご自分で磨ける年齢になったら、お子様にも歯ブラシを持ってもらいながら磨き方を丁寧にお教えします。
当院ではお子様の予防処置が得意な歯科衛生士がおりますので、親子で一緒に歯磨き指導を受けていただけると良いでしょう。

お口のクリーニング

お口についたプラークを丁寧に落としていきます。
仕上げ磨きを丁寧に行っていても、歯の裏側や奥歯の内側など磨きにくいところに残っていることが多いので、歯科衛生士が目視でプラークを確認しながら丁寧にクリーニングを行います。お子様が頑張ってクリーニングできたら、いっぱい褒めてあげてくださいね。

フッ素塗布

フッ素塗布は歯質の強化や歯の再石灰化を促すためにとても重要な役割を持っています。
医院では高濃度のフッ素塗布を行うので、「酸っぱい!」と仰るお子様もいらっしゃいますが、徐々に慣れてきます。うがいができるお子様であれば、ご自宅でもフッ素入りのジェルを使用していただくことをおすすめしています。

お子様が将来お口のことで
悩まないように

お子様が将来お口のことで悩まないように当院では、子供の予防歯科は「子供だけの予防ではなく、家族で予防をする」という考えのもと、親御さんと共に大切なお子様の口腔管理をしていきたいと思っています。
家族で予防歯科に取り組んで頂くことで、お子様が将来お口のことに困らないようになると思います。まずは親御さんの意識を変え、それがお子様に伝わる形が一番予防の効果が高いと思っています。
お子様の予防歯科をご検討になられたらお気軽に当院へご相談ください。
同じ子を持つ親の立場として、お子様の歯を守りたいと思う歯科医療従事者としてお役に立てるよう最大限力を尽くします。

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