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2018.03.09

DLSTアレルギー検査

[2年ほど前にNHK特集でアレルギーパンデミックのことを放送されてから、一般の方にもアレルギーが爆発的に増加していることが知られるようになってきました。

アトピー性皮膚炎、花粉症もそうですが、金属アレルギーも近年急増しています。
金属アレルギーの原因の一つに、歯科用金属があります。
多くの日本人の口の中にある「銀歯」や「入れ歯の針金」が原因となっていることが非常に多いのです。
具体的には、下の表にあるように銀歯の中に入っている「パラジウム」や「スズ」、入れ歯の針金に入っている「ニッケル」や「コバルト」です。

1番頻度が多い「水銀」は「アマルガム水銀」として歯科治療に使用されています。

最近ではさすがに使用する歯科医師はいなくなってきていますが、禁止された材料ではないので未だに販売されているのは不思議だと思いませんか?
歯科医師会も、歯科材料業者も厚生労働省もアマルガムは人の健康に害がある、とは絶対言いません。
そのようなことを認めてしまうと、責任問題になり大変なことになってしまうからです。

でも、ここ数年「アマルガム除去」を望んで来院される「賢明な」患者さんがとても多くなっています。

先日も、原因不明のアレルギーで何年もお悩みの方が来られました。
顔や手足が赤くなり、頭髪まで抜け落ちてしまう症状で、皮膚科へ行って検査しても原因が分からない。
しかし、いつも歯科治療した後に症状がひどくなるので、歯科金属が原因ではないか、と思われて当院を受診されました。

そこで、最も精度の高い金属アレルギー検査である「DLST検査」を行うと、水銀の数値がかなり高く、そのほかパラジウムなどの歯科用金属に使用する金属の数値も高く出ました。
数年間も悩んできた症状の、今まで分からなかった原因が、自分の口の中の金属である可能性が高い、ということを知ってとても喜んでおられました。

話し合いの末、この患者さんのお口の中にはアマルガムやパラジウム合金が7本入っていたので、すべて除去してジルコニアに置き換えることになりました。
先日、そのうちの4本を除去してジルコニアに置き換えましたが、もうすでに顔や手のお肌が随分きれいになっておられました。
これから、全ての金属を除去すればさらに症状が良くなっていくと思われます。

国や歯科医師会は、アマルガムや銀歯(パラジウム合金)が人体に悪影響があるとは口が裂けても絶対に言いません。
国民の皆様が自分でお気づきになって「賢明な」判断をされることをお勧めします。

先日、日本で最も厳しい基準で安全な食品や生活用品を販売している「オルター」の西川代表の講演会に参加してきました。
その話の中で、アマルガムや銀歯のことに触れられていました。

アマルガムや銀歯はアレルギーの原因になるだけでなく、私たちの周囲に常に飛び交っている電磁波を拾うのでいわゆる「不定愁訴」の原因になる。
不定愁訴というのは、何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態のことです。
具体的には「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの症状です。

なんとその不定愁訴の約8割に歯が関係しているとのことでした。
口の中の金属やかみ合わせ、次に電磁波、それから食べ物、この3つを改善するとほとんどの不定愁訴は良くなるとおっしゃっていました。
「口の中に金属が入っている人に明るい未来はない」とまで言い切られていたのがとても印象的でした。

アートセンター歯科では金属アレルギーの疑いがある方に、DLST検査を行っております。
DLST検査とは「リンパ球幼若化検査」といい、免疫細胞の1つであるリンパ球の幼若化する現象を調べるものです。
リンパ球は免疫機能において重要な役割を果たしています。
成熟したリンパ球はそれ以上分裂増殖することはありませんが、リンパ球はアレルギーの原因となる物質(抗原)に出会ったとき、形態的に成熟前の形(幼若な細胞形態)をとり細胞分裂により増殖するようになる。
この現象を幼若化といいます。

例えば水銀にアレルギーのある方の血液を採取して、それに水銀を加える。
そうすると、血液の中の成熟したリンパ球が水銀を抗原とみなして攻撃態勢に入る。
そのときに一旦、成熟前の状態に戻ってからつまり「幼若化してから」性質を変えて攻撃しに行くのです。
水銀を敵(異物)とみなしていない場合は、そのような幼若化はしません。
つまり、リンパ球の幼若化の程度を調べることによって、その方にどれだけ金属に対するアレルギー反応があるのかが分かるのです。

次のような方は、悪化する前にDLST検査をおすすめします。

□ピアスやネックレス、時計、ベルトのバックルで赤くなる方
□原因不明の湿疹がある方
□肌荒れしやすい方
□アトピー性皮膚炎のある方

□<花粉症の方 花粉症の方の約80%が金属アレルギーがあるという調査結果が出ています。 また、金属アレルギーのある方の99%は、口の中に金属が入っているというデータも出ています。 お口の中の金属は様々な形で皆さんの健康を害します。 自分の能力を最大限に発揮して、よりよい人生を送るためにはお口の中に金属を極力入れないようにしてください。
宜しくお願い致します。

アートセンター歯科 院長 大西

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