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2024.01.18

銀歯の下に虫歯ができるのはなぜ?原因と対処法を解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

銀歯の下の虫歯が痛い人

銀歯を使用している場合、銀歯の下に虫歯ができることがあります。なぜ銀歯の下に虫歯が発生するのでしょうか。

今回は、銀歯の下に虫歯ができる原因と対処法について詳しく解説していきます。銀歯の基本的な知識や、虫歯のメカニズム、銀歯の下の虫歯を予防する方法もご紹介します。銀歯を使用している方は、ぜひ参考にしてください。

銀歯とは?

銀歯のイメージ

銀歯は、虫歯などで大きく損傷した歯を修復するために使用される歯科材料の一つです。主に銀と他の金属を合金にした素材で作られています。

銀歯の最大の特徴はその強度と耐久性で、噛む力が強い奥歯に使用することも可能です。また、比較的低コストであることも、広く使用される理由でしょう。

しかし、銀歯にはいくつかの欠点も存在します。その一つが、時間が経過すると歯と銀歯の間にわずかな隙間が生じることがあるという点です。

生じた隙間から、虫歯菌が侵入し、銀歯の下が虫歯になることがあります。銀歯は金属アレルギーの原因となることや、金属の色が目立つことなど、デメリットもあるのです。

銀歯は虫歯治療において非常に有効な選択肢ですが、その特性を理解し、適切なケアを行うことが重要です。

虫歯のメカニズム

虫歯治療

虫歯は、口腔内の細菌によって引き起こされる歯の疾患です。食べ物に含まれる糖分を細菌が分解する際に酸が生成されますが、酸が歯のエナメル質を徐々に溶かすことで虫歯が発生します。

初期段階では痛みを感じにくいため、早期発見が難しいのが特徴です。

最初にエナメル質が酸によって溶かされます。進行すると象牙質に達し、最終的には歯髄(神経部分)に到達します。歯髄に達すると激しい痛みを伴うことが多いです。

口腔内の清潔を保つことが虫歯予防の基本ですが、一度虫歯治療を受けた歯は、通常のブラッシングだけでは十分に汚れを落とせないことがあります。そのため、銀歯を使用している場合、定期的に歯科検診を受ける必要があります。

銀歯の下に虫歯ができるのはなぜ?

銀歯の下の虫歯

銀歯の下に虫歯ができる主な原因を確認しましょう。原因を知ることで、適切に対処できるようになります。

銀歯の経年劣化

銀歯は、長期間使用すると徐々に劣化します。噛む力による衝撃を受け続けることや、口腔内で唾液に晒され続けること、飲食物の温冷刺激を受けることなどが、劣化の原因とされています。

銀歯が経年劣化すると、銀歯と天然歯の間に微細な隙間が生じます。そこから細菌が侵入すると、銀歯の下が虫歯になるのです。

接着剤の劣化

銀歯を自然歯に固定する際に使用される接着剤も、時間の経過と共に劣化します。接着剤が劣化することで、銀歯と自然歯の間に隙間が生じることがあるのです。

小さな隙間でも虫歯菌の侵入経路となり得るため、定期的な検診で接着剤の状態をチェックすることが重要です。

発見が遅れやすい

銀歯の下の虫歯は、非常に発見しやすいです。虫歯は、初期段階では痛みなどの自覚症状がないことが多く、銀歯に隠れていることから、早期にご自身で見つけることは不可能といえるかもしれません。

そのため、進行してから痛みや違和感を覚えて気づく方が多いです。銀歯を使用している方は、定期的に歯科検診を受ける必要があります。

口腔ケアが不十分

銀歯の下だけに限りませんが、虫歯予防には、日々の口腔ケアが非常に重要です。正しいブラッシング方法で磨くこと、フロスや歯間ブラシを使用することで、細菌を除去しなければなりません。

銀歯の隙間は、特に丁寧に磨かないと汚れが蓄積されやすいです。また、銀歯があるということは、一度虫歯になったことがあるということです。

もともと磨き残しやすい部分と考えられるため、治療後は特に注意して磨かなければなりません。口腔ケアが不十分な場合は、銀歯の下が虫歯になるでしょう。

銀歯の下に虫歯ができたときにはどうしたらいい?

歯磨きする人

銀歯の下に虫歯が発生した際は、どうしたらいいのか悩む方もいるのではないでしょうか。詳しく解説します。

刺激を与えない

銀歯の下に虫歯が発生した場合、刺激を避けることが重要です。硬い食べ物は避けたほうがよいでしょう。

銀歯に直接強い圧力がかからないよう、反対側の顎で噛むことも意識しましょう。

歯磨きを徹底する

銀歯の下に虫歯がある場合でも、口腔内の清潔を保つことは非常に重要です。柔らかい歯ブラシを使用し、銀歯周辺を特に注意深くブラッシングしてください。

汚れの蓄積や細菌の増殖を防ぎ、虫歯の悪化を少しでも食い止めましょう。フロスや歯間ブラシを用いて、隙間の清掃も忘れずに行ってください。

歯科医院を受診する

虫歯が発生した場合、速やかに歯科医院を受診することが最も重要です。虫歯は、放置しても自然に治癒することはありません。

特に、ご自身で気付けるほど銀歯の下の虫歯が進行している場合、適切に治療しなければならないでしょう。

銀歯の下の虫歯を放置すると、隣接する歯に悪影響を及ぼす可能性もあります。虫歯に気づいたら、必ず歯科医院を受診しましょう。

銀歯の再装着・やり変え

虫歯の治療後、歯の形が変わるので同じ銀歯を装着することはできません。銀歯を作り替えるか、別の素材でやり変える必要があります。

虫歯治療後に選択される素材は、保険適用の銀歯やコンポジットレジン、自由診療のセラミックが一般的でしょう。セラミックは高額になりますが、経年劣化しにくいため二次虫歯のリスクを低減できます。

銀歯の下の虫歯を予防する方法

歯間ブラシ

銀歯の下の虫歯を効果的に予防するためには、日々のケアと定期的な歯科検診が不可欠です。

正しいブラッシングを行う

銀歯の周囲を含め、口腔内全体を清潔に保つためには、正しいブラッシングを行うことが重要です。柔らかい歯ブラシを使用し、歯の表面だけでなく歯と歯茎の境目や歯間部分も丁寧に磨きましょう。

歯科医院でブラッシング指導を受けると、正しい磨き方を習得できます。

フロスや歯間ブラシの使用

フロスや歯間ブラシを活用して、歯ブラシだけでは届きにくい部分の汚れも丁寧に落としましょう。特に銀歯の周囲や隙間には細菌が蓄積しやすいので、これらのツールでケアすることが重要です。

定期的な歯科検診

虫歯の早期発見と予防のためには、定期的に歯科検診を受ける必要があります。銀歯の状態や隙間の有無をチェックしてもらいましょう。

必要に応じてプロフェッショナルなクリーニングを行います。ご自身では落とせない汚れも除去できるので、虫歯予防に効果的です。

適切な食生活

糖分の多い食品や酸性度の高い飲食物は、虫歯のリスクを高めます。バランスのよい食生活を心がけ、これらの食品の摂取を控えると、虫歯を予防できるでしょう。

まとめ

虫歯キャラクター

この記事では、銀歯の下に虫歯が発生する原因と対処法、予防策について詳しく解説しました。

銀歯の下の虫歯は、隙間から細菌が侵入して発生することが多いです。早期発見と適切に対処することが非常に重要です。

銀歯を使用している場合は、日々の口腔ケアを徹底し、定期的に歯科検診を受けましょう。正しいブラッシング方法を身につけ、フロスや歯間ブラシを使用することも重要です。

バランスの取れた食生活を心掛けることも、銀歯の下の虫歯を防ぐ効果的な方法です。

銀歯の下の虫歯に気づいた場合は、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。適切な治療を受けることが重要です。

虫歯の治療を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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