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2024.04.25

歯医者で歯のクリーニングを受けるメリットや頻度、行う内容を解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

歯のクリーニングを受ける人

歯のクリーニングは、歯科医院で行う施術のひとつです。言葉だけ聞くと審美性を高めるものと捉えられやすい歯のクリーニングですが、口腔内の健康を保つために有効な施術です。

今回は、歯のクリーニングの施術内容や受けるメリットなどについてご説明していきます。みなさんが聞き馴染みのあるホワイトニングとの違いも、しっかり抑えていきましょう。

歯のクリーニングでは何をする?

歯のクリーニング

歯のクリーニングでは、実際にどのような処置を行うのでしょうか。主に行われる内容を解説しています。

スケーリング

スケーラーという専用の器具を用いて、むし歯や歯周病の原因になる細菌の塊、歯石やプラークを取り除きます。スケーラーには、超音波スケーラーと手用スケーラーがあります。

超音波スケーラーは電動で震えるので、振動で歯石を粉砕しながら除去します。手用スケーラーは名前のとおり、手で動かして使用します。微細な凹凸を感じ取ることができるので、細かい部分に溜まった歯石や取り残した歯石の除去に効果的です。

PMTC

PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が専用の機械を使用して歯を磨くことを指します。歯磨きでは落としきれないバイオフィルムと呼ばれる細菌の膜を剥がしていきます。

虫歯や歯周病の予防につながるだけでなく、歯の着色汚れを落とすことができるので、歯の本来の白さを取り戻せるでしょう。

ジェットクリーニング

専用のパウダーをジェット水流で歯に吹き付ける処置のことです。この処置では、茶渋やタバコのヤニ、ワインなどに膨れる歯の着色汚れであるステインなどを効果的に除去することができます。

さらに、虫歯や歯周病の原因となる歯にこびりついたバイオフィルムと呼ばれる最近の塊も除去することもできます。

フッ素塗布

クリーニングの最後に、歯の表面にフッ素を塗布するのが一般的です。フッ素には、歯を強化する効果があるので、虫歯の予防に効果的とされています。

歯のクリーニングとホワイトニングの違いは何?

歯のクリーニングとホワイトニングの違いイメージ

ここでは、混同されやすい歯のクリーニングとホワイトニングの違いについてみていきましょう。

目的

歯のクリーニングとホワイトニングは、それぞれ異なる目的で行われます。

歯のクリーニングは主に口内の健康を維持し、歯周病や虫歯を予防することを目的としています。ホワイトニングは、見た目の美しさを追求し、歯の白さを向上させることが目的です。

クリーニングは歯を白くして見た目の美しさを向上させるものではありません。クリーニングによって着色汚れが落ちることで歯が白くなったと感じることはありますが、本来の歯の白さに戻っただけで漂白効果はないのです。

ホワイトニングでは、特殊な薬剤を使用して歯を漂白し、本来の色よりも白くすることが可能です。

費用

歯のクリーニングとホワイトニングは、費用も大きく異なります。

歯周病治療を目的としたクリーニングであれば、保険の範囲で受けられます。初診料や検査料などもあるため一律ではありませんが、3,000円から5,000円が目安です。

口内のトラブルを予防する目的や、審美性を高める目的でクリーニングを受ける場合は、自由診療になります。自由診療の場合の価格は受ける処置や歯科医院によって異なりますが、費用の目安は5,0003万円ほどでしょう。

一方、ホワイトニングは美容目的の治療であるため、保険適用外です。歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合、15,000円から5万円程度が相場です。

施術内容

クリーニングの施術内容は、上記でご紹介したとおりです。口内の汚れを除去することが主な内容で、歯を強化するためにフッ素塗布を行うこともあるでしょう。

ホワイトニングは、歯を白くすることが目的です。オフィスホワイトニングであれば、専用の薬剤を歯に塗布して光を照射し、歯を漂白していきます。ホームホワイトニングでは、専用の薬剤をマウスピースに入れて装着し、歯を漂白します。

ホワイトニングの効果を高めるために施術前にクリーニングを行うことはありますが、歯のクリーニングで行われるほど徹底して汚れを除去するわけではないでしょう。

歯医者で歯のクリーニングを受けるメリット

歯医者で歯のクリーニングを受けるメリットイメージ

歯のクリーニングがどのようなものか理解していただけたところで、今度は施術を受けるメリットについて解説します。

歯石を取り除ける

歯のクリーニングでは、見た目のコンプレックスとなったり、歯周病の原因となったりする歯石を取り除くことができます。歯石は歯垢が石灰化して硬くなったもので、歯磨きでは取り除けません。

歯石を放置すると重症の歯周病となり、歯を失う可能性もあります。歯石を取り除くために、クリーニングを受けておくことが大切です。

本来の歯の色を取り戻せる

着色汚れであるステインをクリーニングで落とすことで、歯の本来の白さを取り戻すことができます。歯磨きで落ちない着色汚れに悩んでいる方や、コーヒーやワインを日常的に楽しむ方は、クリーニングを受ければ歯の色が改善されるかもしれません。

口腔内フローラを整えられる

口腔内細菌は、単純に数を減らせれば良いというわけではありません。通常、口の中には歯周病菌や悪玉菌よりも、善玉菌が多く住んでいます。クリーニングで口腔内を清潔にすれば、より良い口腔内フローラに近づけます。

口臭の改善につながる

口臭の原因は、口腔内に残った食べかすの腐敗臭や、プラークなどにふくまれる細菌が発生させるガスです。そのため、歯のクリーニングで口腔内の汚れを取り除けば、口臭を予防できるでしょう。

短時間しか作用しないタブレットなどで口臭改善に努めている方も多いですが、根本的な問題を解決する必要があります。

歯のクリーニングを受ける頻度は?

歯のクリーニングを受ける頻度のイメージ

歯のクリーニングを定期的に生活に取り入れようと思った際は、どれくらいの頻度で施術を受ける必要があるのか疑問に思う方が多いでしょう。一般的には36ヶ月おきに受けるのが目安とされています。

しかし、受ける頻度は患者さまによって異なります。ご自身により近いものを探して、頻度を確認しましょう。

歯が着色しやすい習慣がある方

ワインやコーヒー、チョコレート、たばこなど、着色の原因となるものを好む方は高頻度でクリーニングを受けたほうがよいでしょう。ステインなどが付着しやすい傾向にあるため、23ヶ月毎に歯のクリーニングを受けてください。

歯列が良くない方

歯列が良くない方は、12ヶ月おきに歯のクリーニングを行ったほうがよいでしょう。歯列が悪いと歯磨きに時間を要したり、磨き残しがあったりするためです。

特に、歯並びが悪い方は歯間が狭いことで歯石がより溜まりやすいです。歯ブラシでは除去しきれない汚れを、歯科医院で除去してもらう必要があります。

虫歯になりやすい方や歯周病の既往がある方

「虫歯になりやすい」「何度も治療したことがある」「歯周病と言われたことがある」という方は、体質的に口腔内フローラが崩されやすいかもしれません。歯列が良くない方と同じように、12ヶ月おきに歯のクリーニングを受けると良いでしょう。

まとめ

歯ブラシと歯列模型

ここまで、歯のクリーニングについて詳しく解説しました。歯のクリーニングは健康的な口内環境を維持し、歯の健康寿命を伸ばす大切な施術のひとつと言えます。

これを機に、歯のクリーニングを日常に取り入れてみましょう。

歯のクリーニングを検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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