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2024.05.16

歯を失う原因とは?リスクと予防法も詳しく解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

失った歯を持つイメージ

歯を失うと、さまざまな影響を及ぼす可能性があります。歯を失う原因や歯を失うリスクを知ることで、歯を失うのを防ぐことができるかもしれません。

本記事では、歯を失う原因とリスクについて詳しく解説します。歯を失うのを防ぐ方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯を失う原因とは?

むし歯が痛い人

歯は年齢が上がるにつれて失いやすくなり、高齢者の多くが総入れ歯を使っていることが分かっています。歯を失う原因には、いくつかあります。

ここでは、歯を失う原因について解説します。

歯周病

歯を失う原因のひとつが歯周病です。歯周病とは、プラークの中に潜む歯周病菌が原因で歯を支える歯茎に炎症が起こる病気です。世界で最も一般に蔓延している感染症としてギネスブックにも認定されています。

歯周病は40歳から徐々に増加する傾向にあり、45歳以上では約半数の方が歯周病であるといわれています。

初期の段階では自覚症状がほとんどありませんが、進行すると歯茎が腫れたり、出血したりします。さらに進行すると歯を支える顎の骨が溶かされ、歯が抜けることがあるのです。

虫歯

虫歯も歯を失う原因のひとつです。若い世代の場合は虫歯で歯を失う方が多い傾向にあります。

虫歯を治療せずに放置し、歯髄といわれる歯の神経にまで達すると、歯を残しておくことは難しくなり、抜歯をせざるを得なくなるのです。

破折

歯を失う原因として3番目に多いのが歯の破折です。交通事故でぶつけたときや硬いものを噛んだとき、歯ぎしり食いしばりをしたときに歯が欠けたり、割れたりすることがあります。

歯が多少欠けた程度であれば歯を残すことができますが、歯の根元が破折した場合や、破折した歯を残しておくと危険な場合には抜歯が必要です。

埋伏歯(まいふくし)

埋伏歯(まいふくし)とは、歯が顎骨内あるいは歯茎の下に埋まっていて生えていない状態をいいます。埋伏歯は、必ずしも抜歯が必要になるわけではありません。

しかし、埋伏歯によって他の歯や口腔機能に影響を及ぼしている場合は抜歯が必要になります。埋伏歯の抜歯が必要となる代表例が親知らずです。親知らずによって親知らずの周りの歯茎が炎症を起こす智歯周囲炎になった場合には抜歯が勧められます。

歯を失うリスク

歯を失うリスクのイメージ

歯を失うと、さまざまなリスクを伴います。

歯を失うリスクは、次の通りです。

歯並びが変わる

歯を失い、治療をせずにそのまま放置すると、隙間に歯が移動することがあります。1本だけでなく、複数の歯が少しずつ移動するため、これまできれいだった歯並びが変わる可能性があるのです。

顎の骨が痩せる

歯がない部分では食べ物を噛むことができません。そのため、噛む力を顎に伝えることができず、歯のない部分の顎が痩せてくることがあります。顎が痩せてくると、顔の印象が変わる可能性もあるでしょう。

栄養が摂れない・消化器官に負担がかかる

歯がないと、食感のある食べ物が食べづらくなります。すると、その食べ物を避けるようになったり、食べたとしてもよく噛まずに丸呑みしたりすることがあるのです。

よく噛まない状態で飲み込むと胃で消化・吸収できません。そのため、栄養が十分に摂れなくなる可能性があります。また、咀嚼不十分なまま食べ物を飲み込むと、消化器官に負担がかかることも考えられます。

発音しにくくなる

歯を失うと、これまで明瞭に発音できていた言葉が発音しにくくなります。特に、サ行やタ行は前歯がないと発音しにくい言葉といわれています。

発音が不明瞭になることでコミュニケーションに影響が出ることもあるでしょう。

認知症を発症するリスクが高まる

さまざまな研究により、残存歯の本数と認知症の発症には深い関係があることが分かっています。噛む力は脳にも影響を与えることから、歯を失い噛む力が弱くなると認知症を発症するリスクが高まるといわれているのです。

転倒リスクが高まる

一見関係ないようにも思えますが歯はバランス感覚にも影響します。歯がきちんと噛み合うと、頭の位置が固定されるので、腰の位置も安定し、バランスが保たれるといわれています。

歯が 19 本以下で入れ歯を使用していない人は、そうでない人と比べて転倒リスクが高まるといわれているのです。

他の歯を失うリスクが高まる

噛む際に加わる力は歯全体で吸収されます。そのため、歯を1本失うと、噛む力を吸収する歯が少なくなるため、他の歯に負担がかかり、周りの歯を失うこともあるのです。

歯を失うのを防ぐ方法

歯磨きをして歯を守る人

歯を失うとさまざまなリスクがあることがわかりました。では、歯を失うのを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

ここからは、歯を失うのを防ぐための方法について解説します。

毎日しっかり歯を磨く

毎日の歯磨きは虫歯や歯周病を予防するうえで非常に重要です。毎日しっかりと歯磨きを行い、虫歯菌や歯周病菌の住処となるプラークを除去しましょう。

特に、歯と歯の間や奥歯が噛み合う部分、歯と歯茎の境目は重点的に磨くことが重要です。歯ブラシのみでのブラッシングでは、完全に汚れを落としきれないため、歯間ブラシやデンタルフロスも活用しましょう。また、毎食後必ず歯磨きをするように心がけてください。

食生活を見直す

だらだらと食べ続けていると、口の中が酸性に傾き、虫歯になるリスクが高まります。また、肥満は歯周病を引き起こすリスクファクターとなります。

歯を失う原因である虫歯や歯周病を予防するためには、食生活を見直すことが重要です。だらだら食べが習慣になっている場合には時間を決めて食事をするようにし、また3食バランスのとれた食事を摂るようにこころがけましょう。

禁煙する

歯を失うのを防ぐためには禁煙することも重要です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮し、免疫力を低下させます、喫煙によって免疫力が低下すると、歯を失う原因である歯周病になるリスクが高まります。

そのため、歯を失うのを防ぐためには禁煙をして歯周病を予防することが重要なのです。禁煙がむずかしいという方は、タバコの本数を減らすことから始めてみてもよいでしょう。

外部の強い力から歯を守る

歯ぎしりや食いしばりによって歯に大きな力が加わると、歯を失うことがあります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方や外部から大きな力が加わるスポーツをしている方は、外部の刺激から歯を守るために専用のマウスピースを装着するとよいでしょう。

マウスピースは歯科医院で作成できます。歯科医師に相談のうえ、自分に合ったものを作成してもらい装着することで、外部の強い力から歯を守ることができるでしょう。

定期的に歯科医院でチェックしてもらう

歯を失うのを防ぐためには、定期的に歯科医院で歯の状態をチェックしてもらうことも重要です。歯科医院では、虫歯や歯周病になっていないか、噛み合わせに問題はないかなどを確認します。

万が一、虫歯や歯周病があった場合でも、定期的に歯科医院を受診してチェックを受けていれば、早い段階で治療ができ、歯の喪失を防げます。

また、歯科医院では歯のクリーニングも行います。日頃の歯磨きだけでは歯に付着したすべての汚れを落としきることはできません。歯科医院では専用の機械や器具を使って、ふだんの歯磨きでは落としきれない細かい部分に付着した汚れや歯石などを徹底的に除去します。

歯科医院で定期的にクリーニングを受けることで、お口の中を清潔に保ち、虫歯や歯周病の予防につながるのです。

まとめ

ケアをしっかりして歯を守る人

歯を失う原因は、歯周病や虫歯、破折などさまざまです。

歯を失うと、食べ物を噛みにくくなったり、発音しにくくなったりします。また、認知症や転倒のリスクが高まるともいわれているのです。

歯を失うのを防ぐためには、日頃からしっかりとケアを行うことが非常に重要です。歯磨きはもちろん、食生活を見直したり、歯科医院でチェックを受けたりしましょう。

歯を失うのではないかと不安に感じている方は、一度歯科医院で歯を失う要因はないかチェックしてもらうのも良いでしょう。

予防歯科を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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