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2025.11.27

インプラント1本あたりの費用は?内訳や負担を抑える方法も

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

インプラント治療を受ける女性

インプラントは、失った歯を補う治療法のなかでも、見た目の自然さや噛む力の回復に優れていることから多くの人に選ばれています。

しかし、治療にかかる費用が高額であるため、踏み出せない方も少なくありません。実際に「インプラントの費用はいくらかかるのか?」「保険は適用されるのか?」といった疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

今回は、インプラント1本あたりの相場から、費用の内訳、価格が高くなる理由、そして費用負担を抑えるための具体的な方法までを詳しく解説します。インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント1本あたりの費用

インプラント1本あたりの費用イメージ

インプラント治療にかかる費用は、1本あたり30万円〜50万円程度が一般的とされています。

ただし、これはあくまで目安であり、治療を行う歯科医院の設備や使用するインプラントの種類、手術の難易度などによって金額は大きく異なります。また、骨の状態によっては追加の治療(骨造成手術など)が必要になる場合もあり、その分費用がかさむこともあります。

インプラントの価格は、素材の品質や歯科医師の技術料などが反映されており、一律に比較するのは難しい点があります。

しかし、相場を知っておくことで不当な高額請求を避ける目安にもなるため、事前に情報を集めることが大切です。

インプラントの費用の内訳

インプラントの費用の内訳イメージ

インプラント治療にかかる総額は、単に人工歯根を埋め込む費用だけではありません。実際には、事前の検査、手術、上部構造(人工歯)など、さまざまな工程ごとに費用が発生します。

ここでは、インプラントの費用を構成する主な内訳について解説します。

検査費用

治療を進める前に、インプラントを安全に埋め込むための精密検査が必要です。主にレントゲン撮影やCTスキャン、口腔内の型取り、噛み合わせのチェックなどが行われます。これらの検査によって、顎の骨の厚みや神経の位置などを正確に把握することができます。

検査費用の相場は2万円〜5万円程度です。高精度な3D画像を活用した診断を導入している医院では、やや高額になる傾向がありますが、インプラントの安全性と成功率に直結するため、必要な費用といえるでしょう。

手術費用

インプラント治療の中心となるのが、人工歯根を顎の骨に埋め込む手術です。この手術費用には、インプラント本体の材料費、外科処置に関わる技術料、滅菌費用、麻酔費などが含まれます。一般的には1本あたり15万円〜30万円程度が相場とされています。

また、静脈内鎮静法などの高度な麻酔方法を使用する場合は、追加で数万円かかることもあります。手術の内容は患者さんの骨の状態や埋入位置によって異なるため、同じインプラント治療でも費用には個人差が生じる点を理解しておくことが重要です。

人工歯の費用

インプラントの上部に装着する人工歯は、見た目や噛み心地を左右する重要な部分です。使用される素材には、ジルコニアやオールセラミックなど、天然歯に近い色合いと強度を持つものが選ばれます。人工歯の費用は1本あたり10万円〜20万円程度が一般的です。

審美性や機能性を重視する方にとって、素材選びは費用と満足度を左右する大切なポイントになります。

インプラントの費用が高い理由

インプラントの費用が高いイメージ

インプラント治療は、ほかの歯科治療と比べて費用が高額になる傾向があります。その理由を正しく理解することで、治療費の背景にある価値や重要性が見えてきます。ここでは、インプラントの費用が高くなる主な要因について詳しく解説します。

高品質な素材を使用しているため

人工歯根には主にチタンが使用されており、生体との親和性が高く、骨としっかり結合する性質を持っています。また、上部構造(人工歯)にはジルコニアやオールセラミックといった、見た目の自然さと耐久性に優れた素材が用いられます。

これらの素材は医療グレードのものであり、製造工程や品質管理にも高い基準が設けられています。そのため、材料費そのものが高価になり、インプラント治療全体の費用にも反映されるのです。

安価な素材を使用するとリスクが高まるため、信頼性の高い素材を選ぶことが治療の成功につながります。

保険適用外の自由診療だから

日本におけるインプラント治療は、基本的に健康保険の対象外です。これは、治療内容や使用する素材、機器、技術が保険制度の範囲を超えているためであり、その分すべての費用を患者さんが自己負担する必要があります。

自由診療であるインプラント治療では、最新の技術や設備を使用できるというメリットもありますが、その反面、費用は高くなります。保険診療のように国が定めた料金体系が存在しないため、歯科医院ごとに費用設定が異なる点も特徴です。

設備を整える必要があるため

インプラント治療には、高度な医療機器や専用の手術環境が必要とされます。たとえば、CTスキャンによる三次元画像診断や、専用の手術室、滅菌システム、高性能なシミュレーションソフトなど、安全で精密な治療を実現するための設備投資が欠かせません。

また、これらの機器や設備を維持・管理するためには継続的なコストがかかるため、費用に反映されるのです。

インプラントの費用負担を抑える方法

インプラントの費用負担を抑えるため医療費控除を申請する様子

インプラント治療は高額になりやすいため、費用面で不安を感じる方も少なくありません。

しかし、いくつかの工夫を取り入れることで、費用の負担を軽減することが可能です。ここでは、経済的な負担を抑えながら、安心してインプラント治療を受けるための具体的な方法をご紹介します。

医療費控除を活用する

インプラント治療にかかった費用は、医療費控除の対象になる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに確定申告することで、税金の一部が還付される制度のことです。

インプラントは自由診療ですが、機能回復を目的とした治療であれば医療費控除の対象になります。また、治療のために通院した際の交通費も対象になることがあるため、領収書や記録をしっかり残しておくことが大切です。

費用自体を安くすることはできませんが、確定申告の際に申請することで、負担軽減につながる可能性があります。

分割払いやデンタルローンを活用する

インプラント治療の費用を一度に全額支払うのが難しい場合、歯科医院で用意されている分割払いやデンタルローンの制度を活用する方法があります。多くの歯科医院では、患者さんの経済的負担を考慮して、無理のない分割回数での支払いプランを提供しています。

また、デンタルローンを導入している歯科医院では、金融機関と連携して月々一定額の返済が可能になります。金利が発生する場合もありますが、高額な治療費を一度に支払う必要がないため、現実的な選択肢として利用価値は高いでしょう。

あらかじめ条件や金利を確認し、納得のいくかたちで活用することが大切です。

複数の歯科医院で見積もりを取る

インプラント治療は自由診療のため、費用設定は歯科医院によって大きく異なります。そのため、治療を受ける前に複数の歯科医院で見積もりを取ることが、費用を抑えるための有効な手段となります。

見積もりを比較することで、治療内容や費用の違いを把握し、過剰に高額な請求を避けることができます。料金の安さだけでなく、歯科医師の説明の丁寧さ、使用している素材や設備の質、アフターケアの体制なども重要な判断材料です。

納得できる治療を選ぶためにも、情報収集を怠らないことが費用対策につながります。

定期的なメンテナンスを欠かさない

治療後のインプラントを長く快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。清掃状態や歯茎の健康状態をチェックすることで、トラブルの早期発見と予防が可能になり、再治療のリスクを大幅に減らすことができます。

もしメンテナンスを怠ってインプラント周囲炎などのトラブルが発生した場合、再治療に追加費用が発生することになります。そのため、年に数回の定期検診やクリーニングを受けることが、結果的に将来的な費用を抑えることにもつながります。

長期的な視点で、日頃のケアを習慣化することが重要です。

まとめ

インプラント治療を受け鏡をチェックする女性

インプラント治療は、見た目の自然さや噛む力の回復といった大きなメリットがある一方で、費用面が気になる治療でもあります。

1本あたりの相場や費用の内訳、なぜ高額になるのかという理由を知ることで、納得したうえで治療に踏み出せるはずです。また、医療費控除や分割払いなどを上手に活用すれば、費用負担を軽減することも可能です。

大切なのは、価格だけで判断するのではなく、自分に合った信頼できる歯科医院を選び、長期的な視点で治療に向き合うことです。

インプラント治療を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

当院では、歯を残す治療、歯並びを治す治療、綺麗な口元にする治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

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