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2023.12.28

こどもがすきっ歯になる原因と放置するリスク、治療の必要性を解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

すきっ歯の子供

こどものすきっ歯は、見た目の問題を引き起こすだけでなく、将来の歯並びや口腔健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。すきっ歯が生じる原因は多岐にわたり、遺伝的要因、指しゃぶりの習慣などが考えられるでしょう。

すきっ歯を放置すると、別の不正咬合を引き起こすリスクや、うまく発音できなくなるリスク、笑顔に自信を持てなくなるリスクなどが生じるため、早期発見と適切な治療が大切です。

今回は、こどもがすきっ歯になる原因や放置するリスク、治療の必要性について詳しく解説します。こどものすきっ歯にお悩みの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

すきっ歯とは?

すきっ歯

すきっ歯は、専門用語で「空隙歯列(くうげきしれつ)」といいます。歯と歯の間にすき間が存在する状態のことです。特に、前歯の中央部分にすき間があるケースは「正中離開(せいちゅうりかい)」とよびます。

すきっ歯は、見た目の印象を左右するだけでなく、噛み合わせの問題や発音の不明瞭さなど、さまざまな問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

すきっ歯は、矯正治療によって改善が可能な場合があります。歯並びや噛み合わせを整えることで、健康的な口腔状態を実現できるでしょう。

こどもがすきっ歯になる原因

指しゃぶりする子供

永久歯と乳歯が混在する時期を混合歯列期とよびますが、混合歯列期に上前歯にすき間ができるこどもが多いです。一般的にすきっ歯と聞いてイメージするのは、上前歯にすき間がある状態でしょう。

犬歯が生え変わることで、徐々にすき間が埋まってすきっ歯が改善されることが多いです。混合歯列期のすき間は、永久歯が整然と並ぶために必要で、生え変わりによって改善される一時的な症状です。

しかし、生え変わりが進んでもすきっ歯が改善されないことがあります。すきっ歯になる理由はとしては、遺伝的要因や指しゃぶりなどの悪習慣が挙げられるでしょう。

歯と顎のバランスが悪い

歯と顎のサイズの不均衡は、すきっ歯を引き起こす主な原因の一つです。特に、歯が小さく顎が大きい場合、歯と歯の間にすき間が生じ、すきっ歯になることがあります。

逆に、歯が大きく顎が小さい場合は、歯が重なり合って生える叢生(ガタガタの歯並び)になることが多いです。

すきっ歯が直接遺伝することはありませんが、顎や歯の大きさは遺伝することがあります。大きな顎や小さな歯が遺伝することで、すきっ歯になることがあるのです。

口呼吸をしている

通常、呼吸は鼻で行います。

しかし、口周りの筋肉が正常に発達しないことなどが原因で、口で呼吸するこどもが増えています。口呼吸の原因は多岐にわたりますが、舌が適切な位置より下にある「低位舌」も多いです。

低位舌の状態では、舌が歯に圧力をかけ続けます。そのため、すきっ歯や出っ歯(上顎前突)などの不正咬合を招くことがあります。

口呼吸が習慣化すると、歯並びの問題を引き起こす可能性が高まるため注意が必要です。正しい呼吸法の習得や口周りの筋肉を強化するトレーニングを行うとよいでしょう。

指しゃぶりの癖が長く続いている

指しゃぶりは、生後2〜4か月頃から始まる行動です。遊びとして始めるこどもが多く、乳児期の指しゃぶりは特に問題視されません。

ただし、長く続く場合は注意が必要でしょう。強く指を吸うことによって前歯に圧力がかかり、出っ歯や開咬(上下の歯が触れない状態)、すきっ歯などの不正咬合の原因となることがあります。

気持ちを落ち着かせるために指しゃぶりをするこどもも多いので、3歳頃までは無理にやめさせる必要はありません。4歳を過ぎても続く場合は、自然にやめられるように促してあげましょう。

「活動している日中はしないのに眠くなると指しゃぶりをする」「叱ったあとに一時的にしていることがある」など、指しゃぶりの頻度が減っているのであれば過度に気にする必要はありません。

こどものすきっ歯を放置するリスク

こどものすきっ歯を放置するリスクイメージ

こどものすきっ歯を放置すると、口腔環境にも悪影響を与える可能性があります。

すきっ歯を放置するリスクは、以下のとおりです。

外見に自信を持てなくなる可能性がある

こどものすきっ歯を放置すると、外見に対する自信の低下を招くリスクがあります。すきっ歯は年齢とともに悪化することが多いですが、歯と歯の間が広がると見た目の印象が悪くなることがあるのです。

こどもが外見にコンプレックスを持つ原因にもなり得ます。見た目に対する自信は、こどもの精神的な健康や社会的な交流にも大きな影響を与えるため、早期に改善すべきでしょう。

発音が不明瞭になることがある

こどものすきっ歯を放置すると、発音に影響を及ぼす可能性があります。すきっ歯では、歯と歯のすき間から空気が漏れるため、はっきりと発音できなくなることがあるのです。

特に、サ行の音が正確に発音できなくなるケースが多いです。コミュニケーションに支障をきたす可能性もあるでしょう。

何度も聞き返されることが苦痛で会話を控えるこどもや、不明瞭な発音をからかわれて人前で話せなくなるこどももいます。こどもの自信や社会的な交流にも影響を与えるため、すきっ歯は放置しないほうがよいのです。

矯正治療を受けることで、歯並びが改善されてクリアに発音できるようになるでしょう。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

こどものすきっ歯を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯と歯の間にすき間があると、食べかすや汚れが溜まりやすくなるためです。残留物は時間が経つと歯垢となり、放置されると歯ブラシでは取り除けない歯石に変化します。

歯垢や歯石は、虫歯や歯周病の原因となる細菌の温床になり得ます。歯と歯の間にすき間がある場合は、特に注意が必要です。

また、歯ブラシの毛がすき間に届きにくいため、通常の歯磨きでは十分な清掃が難しいことも虫歯や歯周病の原因になります。定期的に歯科検診を受けること、正しい方法で歯磨きすること、フロスなどの補助アイテムを使用することなどが重要です。

こどものすきっ歯は治療したほうがいい?

こどものすきっ歯は治療について考える親

すきっ歯の治療の必要性を考える際、重要なのは乳歯なのか永久歯なのかという点です。乳歯のすきっ歯は、成長過程における正常な現象であることが多いでしょう。

しかし、永久歯のすきっ歯は早期に治療することが望ましいです。永久歯のすきっ歯を放置すると、上述したとおり歯並びや噛み合わせの問題につながります。発音が不明瞭になる、外見に自信を持てなくなるなど、多くの悪影響を及ぼすでしょう。

すきっ歯が永久歯に起こっている場合は、早急に歯科医師に相談し、適切な治療を選択することが重要です。こどもの歯の健康は、将来の口腔環境に大きな影響を及ぼすため、早期発見・早期治療が望ましいのです。

こどものすきっ歯を治療する方法

すきっ歯の治療

こどものすきっ歯を治療する場合、状態に応じて適切にアプローチする必要があるでしょう。

すきっ歯には「空隙歯列(くうげきしれつ)」や「正中離開(せいちゅうりかい)」のような明確なすきっ歯と、成長過程で見られる「発育空隙(はついくくうげき)」とよばれる正常なすきっ歯があります。

発育空隙の場合は、治療をせず経過観察を行うのが一般的です。空隙歯列や正中離開の場合、治療を検討したほうがよいでしょう。

まずはレントゲン検査を行い、歯の発育状態やすき間の原因を確認します。埋伏歯や過剰歯が見つかった場合、抜歯などの外科処置が必要になることがあります。外科処置後、矯正治療を行ってすき間を徐々に埋めるのです。

こどものすきっ歯は、小児矯正で改善が可能な場合があります。取り外せる装置や固定式の装置などさまざまな種類があるので、適した治療法を選択しましょう。

成人になってから治療する場合は、ブラケットとワイヤーを使用するワイヤー矯正、もしくはマウスピースを使用するマウスピース矯正で治療します。歯並びの状態によって適した治療法は変わるので、歯科医師と相談しながら決定しましょう。

まとめ

ジュースを飲む子供

こどものすきっ歯は、原因や状態に応じて適したアプローチを行わなければなりません。乳歯のすきっ歯は自然な発育過程の一部の場合が多く、経過を観察するのが一般的です。

永久歯のすきっ歯は、早期に治療したほうがよいことがあります。レントゲン検査を通じて、歯の発育状態やすき間の原因を詳しく調べることが重要です。

埋伏歯や過剰歯が原因であれば、抜歯などの外科処置後に矯正治療を行うことがあります。

小児矯正はすきっ歯を効果的に改善できますが、成人矯正が必要なこともあるでしょう。すきっ歯を放置すると、発音が不明瞭になる、歯周病や虫歯のリスクが増加するなど、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。適切な時期に治療を開始して、トラブルなく過ごしましょう。

こどものすきっ歯の治療を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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