ブログ

2026.07.02

根管治療の流れを解説!治療手順や通院回数・注意点も紹介

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

根管治療の様子

「根管治療を受けることになったけれど、どのような流れで進むのだろう?」「何回くらい通院が必要なのだろう?」と疑問や不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。根管治療は歯の根の内部を丁寧に処置する治療であり、歯を残すために重要な役割を担っています。

一方で、治療内容を十分に理解しないまま受診すると、通院回数や治療期間に戸惑うこともあります。安心して治療を受けるためには、あらかじめ治療の流れや治療中の注意点を知っておくことが大切です。

この記事では、根管治療の基本的な内容から実際の治療の流れ、期間や通院回数の目安、治療中に気を付けたいポイントまで、患者さんにも分かりやすく解説します。

根管治療とは

根管治療とは?

根管治療は、虫歯や細菌感染によって歯髄まで炎症が広がった歯を、できる限り残すために行う治療です。

歯の内部には歯髄(しずい)と呼ばれる神経や血管を含む組織があります。歯の根の中にある細い管状の空間を根管といい、この中に歯髄が通っています。虫歯が進行して歯髄まで細菌感染が及ぶと、強い痛みや歯ぐきの腫れ、膿が生じることがあります。

根管治療では、感染した歯髄や細菌に汚染された組織を取り除き、根管内を洗浄・消毒して細菌をできる限り減らします。その後、根管内に専用の材料を詰めて封鎖し、被せ物を装着して歯の機能を回復させます。

根管は細く複雑な形をしていることから、治療が複数回に及ぶ場合があります。治療効果を十分に得るためには、最後まで通院を続けることが欠かせません。

根管治療の流れ

根管治療の流れ

根管治療は、いくつかの段階を経て慎重に進められます。以下に、一般的な根管治療の流れをご紹介します。

検査・診断

根管治療は、歯の状態を詳しく確認することから始まります。

まずは、いつ頃から症状が現れたのか、どのような痛みがあるのかを確認します。あわせて、冷たいものや温かいものがしみるか、噛んだときに痛みがあるかなども確認します。これらの情報は、歯髄の状態や炎症の広がりを判断するための重要な情報となります。

続いて口腔内を診察し、虫歯の進行状況や歯の欠け、歯ぐきの腫れ、膿の有無などを確認します。さらに、レントゲン撮影を行い、歯の根の形や根管の状態などを確認します。

これらの検査結果をもとに根管治療の必要性を判断し、治療方法や通院回数の目安を決定します。治療を始める前には、治療の流れや注意点についてわかりやすく説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めます。

神経や感染組織の除去

診断後は、感染した歯髄や細菌に汚染された組織を取り除く処置を行います。治療中の痛みを抑えるため、多くの場合は局所麻酔を使用します。必要に応じて虫歯を取り除いたあと、歯の内部にある根管へ専用の器具を挿入し、感染した歯髄や汚染された組織を丁寧に取り除きます。

根管は非常に細く、複雑な形をしているため、慎重に処置を進めることが重要です。感染した組織や汚れが残ると細菌が増殖する可能性があるため、根管内を丁寧に清掃します。

処置後は仮蓋を装着し、次回の治療まで歯の内部へ細菌が入り込まないよう保護します。

根管内の洗浄・消毒

神経や感染組織を取り除いたあとは、根管内に残った細菌や汚れをできる限り取り除くため、洗浄と消毒を行います。

根管の内部には目で確認できないほど細かな枝分かれがあるため、器具だけでは十分に清掃できない部分もあります。そのため、洗浄液を使って根管内を繰り返し洗い流し、器具では届きにくい部分まで清掃します。

洗浄後は根管内に薬剤を入れ、症状の改善を確認しながら経過をみます。炎症が残っている場合は、洗浄と消毒を複数回行うことがあります。根管内の細菌をできる限り減らすことは、治療後の再感染を防ぐために重要な工程です。

根管充填

根管内の洗浄・消毒が完了し、症状が改善したことを確認したあとは、根管充填を行います。

根管充填とは、洗浄・消毒を終えた根管内に専用の材料をすき間なく詰め、細菌が侵入するのを防ぐための処置です。わずかなすき間が残ると再び細菌が入り込む可能性があるため、歯の根の先まで丁寧に封鎖します。

処置後はレントゲン撮影を行い、材料が適切な位置まで充填されているかを確認します。問題がなければ、被せ物を装着するための治療へ進みます。

被せ物の装着

根管治療を行った歯は、虫歯によって歯質が失われていたり、神経を取り除いていたりするため、健康な歯よりも強度が低下していることがあります。そのため、土台を立て、その上から被せ物を装着して歯の形や噛む機能を回復させます。

被せ物には金属やセラミックなどさまざまな種類があり、保険診療と自由診療で選べる材料が異なります。それぞれ見た目や耐久性などに違いがあるため、歯の状態や希望を確認しながら選択します。被せ物を装着したあとは、噛み合わせを確認し、必要があれば細かく調整します。

治療が終わったあとも定期的に検診を受け、被せ物や歯の状態を確認することが大切です。

根管治療の期間と通院回数の目安

根管治療の期間と通院回数の目安

根管治療にかかる期間や通院回数は、歯の状態や感染の程度によって異なります。初めて神経を取り除く根管治療では、2~5回程度の通院が目安です。

一方、すでに根管治療を受けた歯を再治療する場合は、5回以上かかることもあります。また、歯の根の形が複雑な場合や根の先まで感染が及んでいる場合は、洗浄や消毒を繰り返しながら治療を進めるため、通院回数が増えることがあります。

治療期間は1~2か月程度が一般的ですが、症状や治療内容によってはさらに期間を要することもあります。

根管治療を受けるときの注意点

根管治療を受けるときの注意点

根管治療を円滑に進め、治療後も歯を長く維持するためには、日常生活で意識したいポイントがあります。

通院を中断しない

根管治療は、複数回に分けて段階的に進める治療です。

痛みが落ち着いたからといって通院をやめると、根管内の感染が十分に改善しないまま治療が中断され、炎症が再び起こる可能性があります。また、仮蓋を付けたまま長期間過ごすと、細菌が歯の内部へ入り込む原因になることもあります。

やむを得ず予約日に受診できない場合は、できるだけ早く歯科医院へ連絡し、受診日を変更するようにしましょう。

治療中の歯で硬いものを噛まない

根管治療中の歯は、虫歯や治療によって歯質が少なくなっているため、強い力が加わると欠けたり割れたりすることがあります。

氷や硬いせんべい、ナッツ類などは、できるだけ治療中の歯で噛まないようにしましょう。食事の際も、治療中の歯に強い力がかからないよう意識することが大切です。治療中に歯が欠けたり、強い痛みが出たりした場合は、そのまま様子を見ず、早めに歯科医院で相談してください。

仮蓋が外れたら早めに受診する

治療の途中では、歯の内部を保護するために仮蓋を装着します。仮蓋には、細菌や汚れが歯の内部へ入り込むのを防ぐ役割があります。

しかし、仮蓋が外れたまま放置すると、細菌が歯の内部へ侵入し、追加の洗浄や消毒が必要になる場合があります。

仮蓋が取れたり欠けたりした場合は、自分で接着剤などを使って戻そうとせず、できるだけ早く歯科医院を受診してください。受診するまでは、その歯で食べ物を噛むことはできるだけ避け、口の中を清潔に保つよう心がけましょう。

毎日の歯磨きを丁寧に行う

根管治療中であっても、毎日の口腔ケアは欠かせません。歯垢が多く残ると、治療中の歯だけでなく、周囲の歯や歯ぐきにも影響を及ぼすことがあります。

治療中の歯も含めて丁寧に歯を磨き、歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシも活用しましょう。痛みがある場合は、無理に力を入れず、やさしく清掃することが大切です。治療中に痛みや腫れが強くなったり、仮蓋が外れたりした場合は、早めに歯科医院で相談してください。

まとめ

根管治療の様子

根管治療は、歯を残すことを目的に行われる治療です。検査・診断から始まり、感染した歯髄や組織の除去、根管内の洗浄・消毒、根管充填を経て、最後に被せ物を装着します。

歯の状態によって治療期間や通院回数は異なります。根管治療では複数回に分けて処置を進めるため、途中で通院をやめず、最後まで治療を受けることが大切です。

また、治療中は硬いものを避けることや、仮蓋が外れた際は早めに受診すること、毎日の歯磨きを丁寧に行うことも忘れないようにしましょう。

気になる症状がある場合は自己判断せず、早めに歯科医院へ相談してください。

根管治療を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

当院では、歯を残す治療、歯並びを治す治療、綺麗な口元にする治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

大西 正宏 院長

■この記事の監修者

大西 正宏 院長

所属学会・研究会
  • 日本歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 点滴療法研究会
  • 日本抗加齢医学会
  • 国際審美学会
  • 日本糖尿病協会
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
  • JACID(インプラントスタディグループ)
  • 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
  • ドライマウス医会認定医
  • 国際歯周内科学研究会
  • ITI(国際インプラント)研究会
  • 日本酸化療法研究会
  • 日本臨床アンチエイジング研究会
  • 口腔感染症学会
  • 日本口臭学会
  • ドライマウス研究
  • JIADS
  • ほんだ式口臭治療認定医
  • 日本糖尿病協会登録医
           
一言

当院の診療の目的は「誠実で高いレベルの価値観を持っている人」に、その方にとって「最適なお口の健康(Optimum Oral Health)」を手に入れていただき、それを生涯にわたって保っていただくことです。
そして、私たちの使命は「当院のデンタル・サービスを受ける患者さんがご自身の健康と幸福、そして自己実現を手にすることができる」ようにお手伝いすることです。私たちの医院の診療の流れや治療内容は、すべてその目的を達成するために考えて構築してきたものです。
皆様が卓越した歯科医療をお受けになられることで、素晴らしい人生を送られることに少しでもお力になれるよう努めて参りますので、宜しくお願い致します。

▶︎ 医師紹介ページを見る

expand_less
お電話でのお問い合わせ 078-231-1115 Web予約 TOPへ戻る メールでのお問い合わせ