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2023.12.21

虫歯が痛くて眠れない!4つの原因と対処法を解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

歯が痛くて眠れない女性

「虫歯が痛くて眠れない」という経験をしたことがある方も多いでしょう。夜間、静かな環境のなかでは、虫歯の痛みを強く感じることがあります。

眠れないほど虫歯が痛くなる原因は、一つではありません。

今回は、虫歯が痛くて眠れなくなる原因と、対処法について解説します。虫歯以外の痛みの原因や、痛みが一時的に治まっても受診が必要な理由もご説明します。虫歯の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

虫歯が痛くて眠れなくなる4つの原因

虫歯が痛くて眠れなくなる4つの原因イメージ

虫歯が痛くて眠れないと、日中の活動にも影響を及ぼすかもしれません。虫歯の痛みにはいくつかの原因があります。

一つずつ確認しましょう。

血流が変化する

寝るときに横になると、頭部への血流が増えます。虫歯がある部分にも血液が多く流れ込むため、痛みが増すことがあります。立っているときや座っているときとは異なり、横になると重力の影響で血流が変化するため、口元の痛みを感じやすくなるのです。

また、夕食時に飲酒する方もいるでしょう。就寝前は入浴する方が多いですが、飲酒・入浴も全身の血流をよくします。

虫歯のある部分への血液の流れが増え、痛みが悪化する可能性があるのです。

唾液の分泌量が低下する

唾液には、虫歯の進行を抑える働きがあります。

夜間は、唾液の分泌量が自然と減少します。虫歯部分が乾燥して保護されなくなることで、虫歯の痛みが強くなることがあるのです。

また、唾液が減少すると口腔内が乾燥し、虫歯菌が増殖しやすくなります。虫歯が悪化することで、眠れないほどの痛みを感じることもあるでしょう。

 副交感神経が優位になる

夜間は副交感神経が優位になり、体がリラックス状態に入ります。痛みに対する感受性が高まるため、日中には感じなかった虫歯の痛みが顕著になることがあるのです。

 痛みに意識が集中しやすい

夜間は周囲が静かになります。特に、就寝時は日中のように忙しく動き回ることはありません。

静かで落ち着いた環境では、ほかのことに意識を逸らせないでしょう。痛みに意識が集中しやすいため、虫歯の痛みを強く感じるのです。

実際は日中の痛みとあまり変わらなくても、眠れないほど痛いと感じる可能性があります。

虫歯が痛くて眠れないときの8つの対処法

うがいをする女性

虫歯による痛みは、夜間に特に強くなることがあります。

虫歯が痛くて眠れないときの対処法を確認しましょう。

冷たい水でうがいする

虫歯が痛むときは、冷たい水でうがいをすると痛みが一時的に和らぐ場合があります。水が痛んでいる部分に触れることで、痛みの伝達を一時的に鈍らせることができるためです。

塩水でうがいする

塩水でうがいをすることも、虫歯の痛みを和らげるのに役立ちます。塩水でうがいする場合は、常温の水を使用しましょう。

塩には抗菌作用があるので、口腔内の細菌の数を減らせます。虫歯による痛みを軽減できる可能性があるでしょう。

痛む部位を冷やす

虫歯が痛む部位を冷やすことも、痛みを和らげる方法の一つです。保冷剤を包んだタオルや冷却シートを頬の外側に当てて冷やしましょう。

ただし、氷を直接口腔内に入れるなど、冷やしすぎには注意してください。痛みが強くなることもあるので、悪化する場合はすぐに冷やすのをやめましょう。

鎮痛剤を服用する

市販の鎮痛剤を適切に使用することで、虫歯の痛みを和らげることが可能です。歯科医院で処方してもらっている鎮痛剤がある場合は、処方されたものを服用しても問題ないでしょう。

頭の位置を高くする

頭部への血流が増加することで、虫歯の痛みが強くなる場合があります。就寝時に頭の位置を少し高くして血流を増やさなければ、痛みが軽減されるかもしれません。

ご自宅にある場合は、高い枕を使用するとよいでしょう。バスタオルを枕の上に置くだけでも、ある程度高さを調整できます。

ストレスを解消する

ストレスは、虫歯の痛みを増幅させることがあります。就寝前に好きな音楽を聞く、趣味の時間を設けるなど、ストレスを解消しましょう。

痛みに対する感受性を下げて、より快適な睡眠を促します。心身のリラックスは、虫歯の痛みを和らげるのに効果的です。

就寝前に丁寧に歯を磨く

就寝前に丁寧に歯を磨くことは、虫歯の痛みを防ぐための重要な習慣です。磨き残しを防ぐことで虫歯の進行を遅らせ、痛みの悪化を抑えられるでしょう。

適切なブラッシング方法を身につけることが重要です。

夜間救急外来を受診する

上述した対処法を試しても眠れないほど虫歯が痛む場合は、夜間救急外来の受診を検討しましょう。特に、痛みが急激に増す場合や、ほかの症状が伴う場合は、速やかに医療機関に助けを求めることが重要です。

夜間でも対応している歯科医院は多くあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。眠れないほどの痛みが続く場合は、我慢せずに受診してください。

虫歯以外で痛みが起こることも

歯が痛い女性

虫歯以外のトラブルが原因で痛みを感じることもあります。一つずつ確認しましょう。

歯周病

歯周病は、歯茎と歯を支える骨に影響を及ぼす感染症です。初期段階では歯茎の腫れや出血が見られますが、放置すると歯を支える骨が徐々に失われ、最終的には歯が抜け落ちる原因にもなります。

初期段階で痛みが出ることは基本的にありませんが、進行すると眠れないほどの痛みを引き起こす可能性があるでしょう。

知覚過敏

知覚過敏は、歯のエナメル質が減少することや、歯根が露出することで引き起こされます。冷たいものや熱いもの、甘いもの、酸っぱいものなどが歯に触れると、鋭い痛みが走ることが特徴です。

夜間は口腔内が乾燥しやすいですが、乾燥が原因で知覚過敏の症状が現れることもあります。

歯のひび割れ

歯にひびが入ると、噛むときに痛みを感じることがあります。ひびは目で見てもわかりにくいことが多く、レントゲンでさえ発見が困難な場合があるでしょう。

歯がひび割れていると、少しの刺激でも強い痛みを感じる可能性があります。眠れないほどの痛みにつながることがあるでしょう。

歯根の問題

歯の根元に問題がある場合、噛むときや冷たいものを飲んだときに痛みを感じることがあります。歯根が露出している場合や、歯根に炎症が起こっている場合に見られる症状です。

歯根に問題があるときは、痛くて眠れないと感じる可能性があるでしょう。

顎関節症

顎関節症は、顎の関節に異常が生じることで、顎や耳周辺に痛みを引き起こします。顎を動かす際の痛みや、口の開け閉めに伴う違和感、顎の関節部分のクリック音などが特徴です。

特に、横向きに眠る方は顎関節が圧迫されやすく、痛みを感じるかもしれません。

噛み合わせの影響

歯並びや噛み合わせが悪い場合、顎関節に過度な負担がかかり、痛みを引き起こすことがあります。頭痛や肩こり、歯の痛みを引き起こすことがあるのです。

朝起きて痛みが治っていても歯科医院を受診しよう

歯医者の内観

夜間の虫歯の痛みが朝起きると落ち着いていることは珍しくありません。上述しましたが、血流が変化することや副交感神経が優位になること、痛みから意識を逸らせないことなどから、夜間は痛みが強くなりやすいためです。

しかし、虫歯や何らかのトラブルが完全に治ったわけではありません。一時的な症状の変化に過ぎないのです。

虫歯は進行性の疾患であり、放置すると状態が悪化します。治療がより複雑になる可能性もあるでしょう。

早期に発見して治療を受けることで、虫歯の進行を防げます。ほかの口腔疾患の存在も確認できる可能性が高いです。

根本的な治療を受けることで、痛みは消失するでしょう。一時的な痛みの緩和方法に頼ることなく過ごせるようになります。

朝起きたときに痛みが治まったと感じても、一時的なものであることを理解しましょう。眠れないと感じるほどの痛みがある場合は、何らかの問題が起こっている可能性が非常に高いです。

原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。

まとめ

ベッドで目覚めた女性

虫歯が痛くて眠れない夜は、非常につらいでしょう。

しかし、痛みの原因を理解して適切な対処法を行えば、苦しみを軽減できます。夜間の虫歯の痛みは、血流の変化や唾液の分泌量の減少、ストレスの影響などさまざまな要因によって引き起こされます。

痛みを和らげる方法としては、冷たい水でうがいする、鎮痛剤を服用する、頭の位置を高くする、ストレスを解消するなどが挙げられるでしょう。一時的な対策に過ぎないので、根本的な治療をするためには歯科医院の受診が必要です。

また、虫歯以外にも眠れないほどの痛みを引き起こすことがあるでしょう。歯周病や知覚過敏、歯のひび割れなどが考えられます。

朝起きて痛みが治っていても、一時的な症状の変化です。痛みの原因を特定し、適切な治療を受けることが大切です。

夜間の歯の痛みにお悩みの方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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