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2024.03.07

歯にできた黒い点は虫歯?黒くなる原因と治療法を解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

歯にできた黒い点のチェック

歯に黒い点ができたとき、虫歯を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

しかし、コーヒーなどの着色汚れや被せ物の劣化などによって歯に黒い点ができることがあります。必ずしも虫歯が原因とは限らないのです。

今回は、歯に黒い点ができる原因や判断方法、治療方法などについて解説します。

歯にできた黒い点は虫歯?

歯にできた黒い点をチェック

虫歯は歯に黒い点ができる原因のひとつではありますが、それ以外にも原因は考えられます。まずは、歯に黒い点ができる主な原因を確認しましょう。

虫歯

初期虫歯は白や茶色っぽい色をしていますが、ある程度進行すると黒い点が現れることがあります。特に、黒い部分の中央が穴のように凹んでいる場合は、ほぼ虫歯と考えてよいでしょう。

このとき、表面に見えるのは小さな点であっても、歯の内部で虫歯が広がっている可能性もあります。自然治癒することはないため、早めに歯科を受診しましょう。

歯周病

歯石ときくと、白やクリーム色をイメージする方が多いのではないでしょうか。

しかし、歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットの奥に歯石ができた場合、黒い色をしていることがあります。歯肉からの出血によって歯石が黒くなっているのです。

いわゆる歯周病の状態で、歯石の色が黒いだけでなく、悪臭を伴うのも特徴です。

着色汚れ

日頃からワインやコーヒーなどをよく飲んでいる方は、着色汚れの原因となります。その他にも、カレーやチョコレート、ケチャップ、ぶどうなどが原因で歯に色がつくことがあります。

また、日常的にたばこを吸う方も、ヤニによって歯が黒くなりやすいです。頑固な着色汚れを毎日のケアで改善するのはなかなか難しいため、歯科でのクリーニングを検討しましょう。

詰め物や被せ物の経年劣化

金属製の詰め物や被せ物の経年劣化によって、金属の成分が溶け出して歯や歯ぐきが黒くなってしまうことがあります。また、金属製の被せ物の表面に細かい傷ができ、そこに汚れが溜まって黒くみえることもあります。

その他、プラスチック素材のレジンを使用している場合も、経年劣化によって茶色や黒っぽくみえることがあります。

これらはむし歯ではないため特に問題はありませんが、詰め物や被せ物の下に虫歯ができることはあります。定期的に歯科検診を受けて状態を確認する必要があるでしょう。

神経を抜いた

虫歯の治療で神経を抜いた歯や、事故やケガなどの強い衝撃によって神経が死んでしまった歯は、黒く変色します。例えば前歯を強くぶつけた場合、ぶつけたときは無症状でも数か月後に歯が変色することもあります。

歯に強い力が加わるような出来事があった方は、歯の神経にまでダメージが及んだ可能性が考えられるでしょう。

歯にできた黒い点が虫歯か判断する方法

歯のチェック

では、歯にできた黒い点が虫歯かどうかは、どのように判断するのでしょうか。ここでは、判断するための検査方法を3つご紹介します。

視診

まずは歯にできた黒い点や着色部分を目で見て確認します。色や大きさ、部位などから、虫歯かどうかはある程度判断が可能です。虫歯であると判断した場合には、さらに詳しく検査をしていきます。

レントゲン

黒い汚れから虫歯が疑われる場合には、レントゲンを用いて虫歯の状態を確認します。レントゲン検査を行うことで、虫歯の深さや虫歯と神経との距離などが分かります。

また、着色部位以外にも虫歯ができている可能性も十分に考えられるでしょう。例えば、歯と歯の間などの見えにくい部分の虫歯でも、レントゲンを撮ることで発見できることがあります。

レーザー

虫歯があまり深くまで進行していなかった場合、レントゲンでは逆に分かりにくいことがあります。そのような場合には、レーザー光の出る専用の機器を用いて、虫歯の深さを測ることもあります。痛みが伴うような検査ではありませんのでご安心ください。

歯にできた黒い点の治療法

治療を受ける日本人女性

歯にできた黒い点は、治療やクリーニングによって取り除くことが可能です。ここからは、歯にできた黒い点をどのように治すのかを解説します。

虫歯の治療を受ける

歯の側面などに黒い点ができている場合、虫歯がある程度進行している状態と考えられます。そのままにしておいても自然治癒することはないため、早めに虫歯の治療を受けることが大切です。

できるだけ早い段階で治療を開始したほうが、患者さま自身の負担も軽減できます。

歯周病の治療を受ける

歯周病はそのまま放置しておくと、顎の骨が溶かされて最悪の場合、歯が抜け落ちたりすることもあります。歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットの中に黒い汚れが見える場合には、歯科で治療を受けることが必要です。

また、付着している汚れを無理やり剥がそうとしたり強く磨いたりすることは、歯や歯ぐきを傷める原因になるため避けてください。

普段から喫煙を行っている方は、そうでない方に比べて歯周病のリスクが高まります。喫煙本数が多い方は、禁煙したり本数を減らしたりすることも検討してみてください。

歯のクリーニングを受ける

着色汚れを改善するための歯磨き粉などはドラッグストアなどで購入できますが、長年にわたって蓄積した頑固な汚れを取り除くのは難しいです。歯の着色汚れがひどい場合には、歯科で歯のクリーニングを受けましょう。

PMTCと呼ばれる専用の器具と研磨剤を用いたクリーニングでは、こびりついた歯の着色汚れをきれいに落とすことが可能です。クリーニングは着色汚れだけでなく、歯垢や歯石の除去にも効果的です。

詰め物や被せ物の種類を変える

金属やプラスチック製の詰め物や被せ物が変色して黒くなってしまった場合は、セラミック素材に変更するという方法があります。セラミック素材への変更は自費診療となるため費用の負担は大きくなりますが、見た目は気になる方は検討してみてもよいでしょう。

被せ物やホワイトニングをする

神経を抜いて黒くなってしまった箇所は、歯の表面が黒くなっているわけではありません。通常のクリーニングやホワイトニングでは対応できないので、歯の表面にセラミックを貼り付けたり被せ物をしたりする必要があります。

また、神経を抜いた歯の内部にホワイトニング剤を注入するウォーキングブリーチという方法もあります。

どの方法が適しているかは、歯の種類や位置によっても異なります。まずは、ご気軽に歯科へご相談ください。

歯に黒い点ができないようにするには

歯間ブラシで虫歯予防

歯の黒い点は治療によって改善できますが、できないように心がけることが大切です。ここでは、歯に黒い点ができないようにするための予防方法について解説します。

定期的に歯科検診を受ける

歯に黒い点ができないようにするには、定期的に歯科でチェックを受けることが大切です。36ヵ月に1回のペースで検診を受ければ、歯が黒くなる前の初期虫歯の段階で治療を受けられます。

また、定期健診では普段のケアでは取り除くことができない歯周ポケットの奥深くまで丁寧にクリーニングを行います。虫歯や歯周病の早期発見はもちろん、お口の清潔維持にも役立ちます。

適切なセルフケアを行う

歯と歯の間には汚れが蓄積しやすく、虫歯や歯周病の原因になります。歯間ブラシやデンタルフロスを用いて、歯と歯の間まで丁寧に汚れを取り除くことを心がけましょう。

また、セルフケアはしっかり行っているつもりでも、磨き残していることがあります。必要に応じで、歯科で適切な歯磨き方法の指導を受けるとよいでしょう。

たばこやコーヒーなどの量を減らす

どんなに毎日のケアを行っていても、着色汚れの原因となるワインやコーヒーなどを多く摂取していると汚れが蓄積されてしまいます。ワインやコーヒーなどの摂取量が多いと感じる方は、控えるように心がけると着色を抑えることができます。

また、日常的な喫煙は着色汚れだけでなく、歯周病を引き起こす原因にもなります。お口や身体の健康のためにも、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

歯をチェックする女性

歯に黒い点ができる原因には、虫歯や歯周病、着色汚れなどが考えられます。黒い点が虫歯だった場合、見た目には小さい点に見えていても、内部では虫歯が広がっていることもあるため注意が必要です。

放っておけば、虫歯や歯周病が進行してしまうことも考えられるので、早めに歯科医院でチェックを受けるようにしましょう。

歯にできた黒い点が気になっている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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