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2023.11.09

虫歯になりやすい人の7つの特徴と虫歯予防のためのケア方法を解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

虫歯の女性

「毎日歯磨きをしているのに虫歯になりやすい」とお悩みではありませんか。虫歯の原因は虫歯菌といわれていますが、生活習慣や食生活が原因で虫歯になりやすい人がいます。

しかし、虫歯になりやすい人でも、歯磨きの仕方や食生活を見直すことで、虫歯になりにくくできるでしょう。

今回は、虫歯になりやすい人の7つの特徴と、虫歯予防のケア方法を解説します。虫歯予防にはご自宅でのケアと定期検診が重要です。虫歯になりやすいと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

虫歯の原因とメカニズム

虫歯と治療イメージ

虫歯になりやすい人の特徴を知る前に、虫歯の原因やメカニズムを理解しましょう。虫歯は、お口の中に潜む虫歯菌によって歯が溶かされ、歯に穴があくことで発生します。

しかし、虫歯菌だけが原因で虫歯になるわけではありません。食生活や歯の質など、以下の3つの要素の影響を受けます。

虫歯菌

虫歯になる主な原因は、お口の中で虫歯菌が繁殖していることです。虫歯菌は磨き残しであるプラークに潜んでおり、磨き残しが多い人は虫歯になりやすいといえます。

プラークの中には、虫歯菌だけでなく数億種類の細菌が潜んでいます。磨き残しが多い人は、歯周病や口臭のリスクも高いので注意が必要です。

糖質

虫歯菌は飲食物に含まれる糖質をエサにして繁殖しますが、糖質を取り込む際に酸を出します。

虫歯菌が出した酸によって歯が溶かされるため、糖質を頻繁に摂取する習慣のある人は虫歯になりやすいです。

歯質

歯質とは、生まれつきのエナメル質の厚さ、歯の強さ、唾液の量などのことです。歯質が弱いと虫歯になりやすく、虫歯の進行が早いおそれがあります。

歯質は遺伝による影響を受けるため、親が虫歯になりやすい場合、こどもも虫歯になりやすいでしょう。

虫歯になりやすい人の7つの特徴

沢山のスイーツを食べる少女

虫歯になりやすい人の特徴は、以下のとおりです。

磨き残しが多い

虫歯の主な原因である虫歯菌は磨き残しに潜んでいるため、磨き残しが多い人は虫歯になりやすいです。毎日歯磨きをしない人はもちろん虫歯になりやすいですが、毎食後歯磨きしている人でも、きちんと汚れが取れていなければ虫歯になりやすいでしょう。

特に、磨き残しができやすい歯と歯の間や歯の溝、歯と歯茎の境目は注意して磨いてください。

甘いものを頻繁に食べる

虫歯菌は糖質をエサにして繁殖するため、糖質を多く含む甘いものを頻繁に食べる人は虫歯になりやすいです。甘いお菓子だけでなく、お茶や水の代わりにジュースやスポーツドリンクを飲む人も虫歯になりやすいでしょう。

間食に飴やガムを食べる人も、お口の中に糖質が残りやすいため、虫歯になりやすい傾向にあります。

間食が多い

1日3回の食事以外に間食をする人も、虫歯になりやすいといえます。食事の回数が多いとお口の中に糖質が残りやすくなり、虫歯菌が繁殖しやすい口内環境になるでしょう。

また、お酒を飲む習慣がある人も虫歯になりやすいです。ビールやチューハイ、日本酒などのお酒には糖質が多く含まれるうえ、飲酒するとお口の中が乾きやすくなります。口内が乾燥すると、虫歯菌が繁殖しやすいです。

よく噛まずに食べる

唾液には食べかすや菌を洗い流す作用があります。よく噛まずに食べる習慣のある人は、唾液の分泌量が減るため虫歯になりやすいです。

よく噛むことで唾液の分泌量が増えるため、よく噛まずに食べ物を飲み込む癖のある人や、早食いの人は注意してください。

口呼吸をしている

口呼吸をしている場合、常にお口が開いた状態になります。お口の中が乾燥しやすく、虫歯菌が繁殖しやすいです。そのため、鼻呼吸の人に比べると、口呼吸の人のほうが虫歯になりやすいです。

口呼吸はこどもの頃から癖で行っていることが多く、自主的に治すのは難しいでしょう。無意識にポカンと口が開く、鼻の疾患によって鼻呼吸しにくいなどの場合、一度医師に相談してください。

歯並びが悪い

歯並びが悪い人は歯磨きが難しく、磨き残しができやすいことから虫歯になりやすいです。歯並びが悪い人は、歯並びがよい人に比べると虫歯になるリスクが高いため、歯の寿命が短い傾向にあります。

また、歯並びが悪いと噛み合わせが悪いことも多いため、一部の歯にだけ負担がかかります。歯のすり減りや亀裂が原因で、虫歯になることもあるでしょう。

遺伝的に歯質が弱い

エナメル質の厚さや歯の強さ、唾液の量などは遺伝による影響を受けます。もともと歯質が弱い人は虫歯になりやすいでしょう。

しかし、歯質が弱くても、日常的にケアをしていれば虫歯は予防できます。歯質が強くても、ケアを怠っていれば虫歯になりやすいといえます。

歯の質に関係なく、日常的に虫歯予防のケアをすることが重要です。

虫歯予防のための日常的なケア方法

虫歯のケアをする人

虫歯を予防するためには、お口の中で虫歯菌を繁殖させないこと、虫歯菌のエサになる糖質を控えること、歯質を強化することが大切です。

磨き残しをなくす

虫歯予防で最も大切なのは、磨き残しをできるだけなくし、お口の中で虫歯菌を繁殖させないことでしょう。磨き残しを減らすことをプラークコントロールといいますが、プラークコントロールのためには毎日の歯磨きと定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが有効です。

毎食後歯磨きしていても、きちんと歯が磨けていなければ虫歯になりやすいです。歯ブラシだけを使って磨いても、歯ブラシの届きにくい歯と歯の間などには汚れが残ります。歯間ブラシやフロスを使用して、汚れを落としましょう。

特に、歯並びが悪い人は磨き残しができやすいため、丁寧に歯磨きしてください。

食生活を見直す

間食の回数が多い人や糖質を頻繁に摂取する人は、お口の中に糖分のある時間が長くなるため、虫歯になりやすいです。食事や間食の時間を決める、食後は必ず歯磨きをするなど、食生活を見直しましょう。

また、早食いする人やよく噛まずに食べる人も、唾液の分泌量が低下するため虫歯になりやすいです。よく噛まずに食べると消化器官にも負担がかかるので、1口で20〜30回程度噛むことを目標にしましょう。

フッ素で歯質を強化する

歯質が弱いと虫歯になりやすいだけでなく、虫歯の進行が早いおそれがあります。歯質を強化することが大切です。

歯質の強化のためには、フッ素入りの歯磨き粉やうがい薬を使用するとよいでしょう。フッ素には、歯の質を強くするだけでなく、虫歯菌の働きを抑制する効果もあります。フッ素を取り入れることは、虫歯になりやすい人だけでなく、虫歯を予防したいすべての人に非常に効果的な方法です。

毎日の歯磨き粉をフッ素入りのものに変更する、週に1〜2回程度フッ素が配合されたうがい薬を使用するなど、日々のケアにフッ素を取り入れるとよいでしょう。

定期的に歯科医院を受診する重要性

虫歯の定期検診

定期検診で行われる内容は、以下のとおりです。

  • ・歯科医師による診察
  • ・レントゲン撮影
  • ・クリーニング
  • ・歯磨き指導
  • ・フッ素塗布

基本的な内容としては、お口の中を診察し、虫歯や歯周病になっていないかを確認することが挙げられます。クリーニングによってお口の中を清潔に保ち、歯磨き方法の見直しを行います。

定期的に歯科医院を受診することで得られるメリットは、以下のとおりです。

磨き残しの徹底除去

虫歯予防のためには、磨き残しを減らすプラークコントロールが重要だと先述しました。毎日の歯磨きはもちろん、歯科医院でプロによるクリーニングを受けることが大切です。

歯ブラシや歯間ブラシ、フロスで丁寧に歯磨きしても、磨き残しを完全になくすことは難しいでしょう。磨き残しであるプラークは時間が経つと硬い歯石になり、歯ブラシでは取れなくなります。

そのため、プロによるクリーニングを定期的に受ける必要があるのです。専用の器具を用いて歯石を除去できるので、虫歯予防に効果があるでしょう。

徹底的に磨き残しをなくすことで、歯周病や口臭の予防にも効果があります。定期検診は歯の寿命を延ばすことにもつながるのです。

正しい歯磨き方法の習得

定期検診では、歯科医師や歯科衛生士などが、どの部位に磨き残しが多いか、歯磨き方法は合っているかなどを確認します。正しい歯磨きの方法の指導も行います。

プロに歯磨きの方法を指導してもらうことで、磨き残しやすい部分への歯ブラシの当て方、フロスや歯間ブラシの使い方を習得できるでしょう。正しい方法で毎日歯磨きできるようになると、磨き残しが少なくなるため虫歯や歯周病になりにくいです。

虫歯の早期発見・治療

定期的に歯科医院に通うことで、虫歯や歯周病になったとしても初期段階で気づけます。すぐに対処できるので、大かがりな治療が必要なくなるでしょう。

特に、初期の虫歯はしみる・痛むなどの症状がないことが多く、気づかないことも珍しくありません。虫歯が進行すると、最悪の場合、抜歯しなければならなくなります。

初期の虫歯であればフッ素塗布や歯磨きなどで改善できる場合もあるため、なるべく早い段階で虫歯に気づくことが大切なのです。症状の有無に関わらず、3〜6か月に一度の頻度で定期的に歯科医院に通うことが重要です。

まとめ

虫歯診察

磨き残しが多い人や甘いものを頻繁に食べる人、歯の質が弱い人は、虫歯になりやすいといえます。

しかし、虫歯になりやすい人でも、歯磨き方法や食生活を見直し、歯質を強化することで虫歯になりにくくできます。定期的に歯科医院に通うことも、虫歯予防に有効です。

定期的に歯科医師に通うことで、お口の中を清潔に保ち、正しい歯磨き方法も習得できます。虫歯になったとしても、初期段階で気づけるため、簡単な治療で改善できるでしょう。

何も症状がなくても、3〜6か月に一度は歯科検診を受けてください。

虫歯でお悩みがある方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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