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2024.05.23

奥歯の虫歯は放置してはいけない?原因や治療・予防法について徹底解説

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

奥歯の虫歯が痛くなっている人

奥歯の虫歯は、見つけにくく治療が遅れがちですが、放置すると大きなトラブルにつながる可能性があります。

「奥歯が虫歯になったらどのように治療するの?」「奥歯の虫歯を予防するためにはどうしたらいいの?」などといった疑問をおもちの方もいるでしょう。

この記事では、奥歯が虫歯になる原因や治療法、予防法について解説します。奥歯の虫歯にお悩みの方や奥歯が虫歯になるのを予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

奥歯が虫歯になる原因

奥歯が虫歯になった人

奥歯は食べ物をすりつぶすため表面が凸凹しており、この凹凸が虫歯の原因となることが多いです。また、奥歯は磨きにくい位置にあるため、前歯よりも歯垢が蓄積しやすく、虫歯になりやすいのです。

そのため、奥歯の虫歯を予防するためには、定期的に歯科検診に通うことと正しい歯磨き方法を身につけることが非常に重要です。

奥歯の虫歯を治療する方法

虫歯治療をしている人

奥歯の虫歯を治療する方法は、進行度によって異なります。

初期虫歯(C0

初期虫歯(C0)は、エナメル質が少しずつ溶け始めている段階で、歯のツヤが失われるという特徴があります。

この初期段階では、歯を削るような大がかりな治療は必要ありません。適切な歯磨きとフッ素塗布などによって、虫歯の進行を防ぐことが可能です。

エナメル質の虫歯(C1

エナメル質の虫歯(C1)は、エナメル質が溶けて歯の表面に小さな穴が開いた状態です。

この段階では、虫歯部分を削り、コンポジットレジンというプラスチック材料を用いて穴を埋める処置が行われます。削る量が少ないため、通常は1回の治療で完了することが多いです。

象牙質の虫歯(C2

象牙質の虫歯(C2)は、虫歯が象牙質まで進行した状態を指します。この段階では、冷たいものを口にしたときに痛みを感じるなどの症状が現れることがあります。

治療としては、虫歯に侵された部分を削り取り、詰め物をして損傷した部分を修復します。詰め物の作成には精密な作業が必要とされるため、治療完了までには最低でも2回の通院が必要です。治療期間は1週間ほどが一般的です。

神経まで進行した虫歯(C3

神経まで進行した虫歯(C3)は、歯に大きな穴が開き、激しい痛みを伴う状態です。

この段階では、まず神経を抜いたあと、歯を削って土台を作ります。その後、歯の形状を復元するために被せ物を作製し、装着します。被せ物の作製には1か月程度かかるでしょう。

歯根まで進行した虫歯(C4

歯根まで進行した虫歯(C4)は、歯の頭部がほとんどなくなるほど進行し、場合によっては神経が死んで痛みを感じないこともあります。

この状態では、多くの場合、歯を抜く処置が必要になります。歯を抜いたあとは、ブリッジや入れ歯、インプラントを用いて歯の機能を回復します。ブリッジや入れ歯の場合、約1か月で治療が完了しますが、インプラントの場合は半年以上かかるでしょう。

奥歯の虫歯を治療したあとの詰め物・被せ物

奥歯の虫歯に被せ物治療をしている人

奥歯の虫歯を削ったあとは、詰め物や被せ物を装着して歯の形や機能を修復します。

以下に、詰め物と被せ物の種類とその特徴について解説します。

詰め物

詰め物には、主に保険適用のコンポジットレジンと銀歯、自費診療のセラミックインレーとゴールドインレーがあります。

コンポジットレジン

コンポジットレジンは、虫歯治療で一般的に用いられる詰め物で、白色のプラスチック材料で作られています。金属アレルギーのある方でも安心して使用できる素材であり、見た目も自然な仕上がりになります。

コンポジットレジンは保険適用で治療費が抑えられる点が魅力です。時間の経過とともに劣化する素材ではありますが、日々のケアや定期検診を怠らなければ、歯にかかる負担も少なく長期にわたって良好な状態を保つことが可能です。

銀歯

銀歯の主な素材はパラジウム合金です。白い歯に使用すると目立つ可能性がありますが、コンポジットレジンに比べて摩耗が少なく、耐久性が高いという大きなメリットがあります。

しかし、金属の性質上、温度変化による伸縮が生じやすいため、温度が頻繁に変わる環境では、耐久性に影響が出ることがあります。

セラミックインレー

セラミックインレーは、高品質な陶器素材を使用した詰め物です。その白さと透明感により天然歯とほぼ区別がつかないほど自然な仕上がりを実現します。審美性が高く、耐久性にも優れているため、長期間にわたって美しさと機能性を保つことができます。

デメリットとしては、治療費が高額になる点が挙げられます。

ゴールドインレー

ゴールドインレーは、金やプラチナなどを使用した詰め物です。生体親和性が高いため、体内での反応が少なく、金属アレルギーのリスクも低いとされています。

また、自然な歯に近い硬さのため、装着した歯だけでなく周囲の歯にも負担が少ないというメリットもあります。

保険適用外のため治療費は高額ですが、その耐久性と安全性を考えれば、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

被せ物

被せ物は詰め物よりも種類が豊富です。

それぞれの特徴について詳しく解説します。

銀歯

銀歯の主な素材は、銀や金銀パラジウム合金、ニッケルクロム合金です。銀歯は保険適用の虫歯治療でよく用いられる被せ物で、特に費用を抑えたい場合に選ばれます。

審美性は高くないため、目立つ前歯周辺では他の材質の被せ物が提案されることもあります。機能性を重視し、コストを抑えたい場合には銀歯が推奨されることが多いです。

硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠は、硬質レジンという歯科用プラスチックを用いた被せ物です。この素材は金属アレルギーの懸念が少なく、歯や歯茎の変色も起こりにくいです。

しかし、強度が高くないため、最近ではあまり使用されなくなっています。前歯に使用されることの多い硬質レジン前装冠は、金属の上に白いレジンを貼り付けて作られます。これにより、強度と審美性を両立させています。

CAD/CAM

CAD/CAM冠は、プラスチック素材を使用した被せ物です。

CAD(Computer Aided Design)とCAMComputer Aided Manufacturing)技術を活用します。患者さんの口内から直接デジタルデータを取得し、コンピューター上で精密な設計を行ったあと、特殊な機械で作製します。

従来の型取りが不要で、治療期間を大幅に短縮できるのがメリットです。また、デジタルデータを基に作製されるため、フィット感も高いです。

セラミッククラウン

セラミッククラウンは、陶器素材を用いた被せ物で、天然歯に近い自然な見た目に仕上がります。表面がツルツルとしているため汚れが付着しにくく、虫歯になりにくいです。適切にケアを行えば、長期間にわたって使用できるでしょう。

自費診療のため費用は高額ですが、その耐久性と美しさから多くの患者さんに選ばれています。

ハイブリッドセラミッククラウン

ハイブリッドセラミッククラウンは、セラミックとレジンというプラスチック素材を混ぜ合わせて作られた被せ物です。

この組み合わせにより、美しい見た目のセラミックのメリットと、レジンの加工しやすさを併せ持ちます。そのため、前歯から奥歯まで広範囲に適応可能で、特に審美性を求める方に選ばれる傾向があります。

ジルコニアセラミッククラウン

ジルコニアセラミッククラウンは、内部に強度が高いジルコニア素材を使用し、外側を美しいセラミックで覆った被せ物です。

金属を一切使用していないため、金属アレルギーや歯茎が黒くなるリスクを低減できます。強度が高いため、噛み合わせの力が強い奥歯にも使用できます。

メタルボンド

メタルボンドは、金属の土台にセラミックを貼り付けて作られた被せ物で、審美性と強度を兼ね備えています。自然な見た目と、時間が経っても変色しにくいのが特徴です。

ただし、内側に金属を使用しているため、金属アレルギーを引き起こす可能性がある点はデメリットといえるでしょう。

ゴールドクラウン

ゴールドクラウンは、金合金や金にプラチナを加えた白金加金で作られた被せ物です。生体親和性が高く、体内での反応が少ないのが特徴です。銀歯と比較しても明るく目立ちにくい色調を持っていますが、完全な白色ではないため、一定の存在感があります。

奥歯が虫歯にならないための予防法

虫歯予防に口腔ケアをしている人

奥歯の虫歯を予防するためには、日常のケアを丁寧に行い、定期的に検診を受けることが非常に重要です。

奥歯の虫歯を予防する方法を、以下に詳しく解説します。

セルフケアを徹底する

奥歯の虫歯を予防するためには、セルフケアを徹底することが重要です。虫歯の主な原因は、歯に付着した歯垢です。通常の歯ブラシだけでは歯垢を完全に取り除くことはできません。

そこで、歯磨きをするときはデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用しましょう。これらの補助清掃用具を使用することで、歯ブラシでは届きにくい部分に付着した歯垢も除去できます。

フッ素入りの歯磨き粉を使用する

フッ素には、歯質を強化し、酸による脱灰を抑制する効果があります。フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、毎日のブラッシングが虫歯予防により有効なものになるでしょう。

また、フッ素入りの洗口液を使うことで、ブラッシングだけでは届かない部分の保護も期待できます。

食事に気を付ける

虫歯の主な原因は、虫歯菌が食べ物から摂取した糖を分解し、その過程で酸を生成することです。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こします。

しかし、私たちの体には自然の防御システムが備わっており、唾液はその重要な役割を果たしています。唾液にはカルシウムやリン酸が含まれており、これらが溶けた歯を再石灰化し、修復を助けます。また、唾液は酸性に傾いた口内環境を中性に戻す助けとなるのです。

しかし、糖分を頻繁に摂取することで、この再石灰化プロセスが追い付かず、歯が次第に溶けてしまうことがあります。虫歯を予防するためには、糖分を含む食べ物や飲み物の摂取頻度を控えることが非常に重要です。

具体的には、食事の直後にデザートを摂る、間食の間隔を空けるといった工夫が効果的です。これにより、口内が常に酸性状態になることを避け、歯の健康を維持できます。

シーラントで奥歯の溝を埋める

子どもの奥歯に多く見られる磨き残しを防ぐために、多くの歯科医院でシーラントを推奨しています。シーラントは、奥歯の凹凸のある溝を特殊なプラスチックでコーティングし、汚れの蓄積を防ぎます。

また、フッ素を含むシーラントは、歯の再石灰化を促進し、虫歯のリスクをさらに低減します。

歯科医院で歯のクリーニングを受ける

日常の歯磨きでは除去できない頑固な汚れやバイオフィルムを落とすために、歯科医院では専門的なクリーニングを行っています。歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を用いて清掃することにより、歯の表面がきれいになり、繁殖した虫歯菌も除去されるのです。

歯のクリーニングを定期的に受けることで、日常のブラッシングでは届かない奥歯の隙間や溝の清掃が可能となり、虫歯を効果的に予防できます。また、専門家による定期的なチェックアップは、初期の虫歯の発見にもつながり、早期治療が可能になります。

まとめ

虫歯のイメージ

奥歯は歯の性質上、凸凹しているため食べかすや細菌が溜まりやすく、磨き残しも多くなりがちです。また、前歯よりもブラシが行き届きにくいことからも、十分に磨くことが難しく、虫歯になりやすいとされています。

奥歯の虫歯を予防するには、日々のセルフケアが重要です。また、定期的に歯科医院を受診して、歯のクリーニングを受けましょう。

虫歯にお悩みの方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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