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2026.05.28

歯周病と歯ぎしりの関係を徹底解説!歯ぎしりの原因や対処法も

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

歯ぎしりをして寝ている女性

歯ぎしりは、睡眠中など無意識のうちに起こることが多く、自分では気づきにくい習慣です。音がしないタイプの歯ぎしりもあるため、周囲の人にも気づかれずに続いているケースも少なくありません。

歯ぎしりは、単なる癖やストレスの表れと思われがちですが、実は歯やあご、口腔内の健康に深刻な影響を与えることが知られています。その中でも注目されているのが、歯周病との関係です。歯ぎしりによる力の負担が歯周組織に悪影響を及ぼし、歯周病を悪化させる要因になると考えられています。

この記事では、歯ぎしりが歯周病に与える影響など、歯周病と歯ぎしりの関係について詳しく解説します。また、歯ぎしりの原因や対処法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは

歯周病になっている歯

歯周病とは、歯垢(プラーク)や歯石に含まれる細菌によって、歯を支えている歯ぐきや歯槽骨などの組織に炎症が起こる病気です。初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに病状が進行しているケースが多いのが特徴です。進行すると歯がぐらつき、最終的には歯が抜け落ちることもあります。

歯周病は大きく分けて、歯肉炎と歯周炎の2段階に分けられます。歯肉炎は歯ぐきのみに炎症が起きている状態で、この段階では歯を支える骨にまで影響は及びません。歯ぐきの腫れや出血が見られるものの、適切な処置を行えば元の健康な状態に戻すことが可能です。歯磨きの際に血がにじむような症状があれば、歯肉炎のサインかもしれません。

歯肉炎が進行すると、歯周炎と呼ばれる状態になります。この段階になると、炎症が歯槽骨にまで達し、骨が溶けて歯が不安定になります。歯周炎まで進行すると、歯の揺れや歯ぐきの後退、口臭の悪化などの症状が顕著に見られるようになります。

歯ぎしりとは

歯ぎしりとは

歯ぎしりとは、無意識のうちに上下の歯を強く擦り合わせたり噛み締めたりする行動のことです。特に睡眠中に無自覚に行うことが多く、歯や顎に強い負担をかけるとされています。原因は様々であり、ストレスによる精神的緊張や噛み合わせの不調、生活習慣、遺伝的要因などが複合的に関与していると考えられています。

歯ぎしりにはいくつかの種類があります。症状の現れ方は人によって異なり、大きく3つに分類できます。それぞれの特徴を理解しておくと、原因の特定や治療計画が立てやすくなります。

グライディング

上下の歯を前後または左右にギリギリと擦り合わせるタイプがグライディングです。歯ぎしりと聞いて多くの方がイメージするのがこのタイプで、歯の表面が削れて平らになったりエナメル質がすり減ったりするリスクがあります。

また、顎の筋肉や関節への負担も大きく、顎関節症を引き起こす原因にもなります。夜間に音が鳴ることが多いため、周囲の人が先に気づくケースが少なくありません。

クレンチング

クレンチングとは、歯を強く噛みしめるタイプです。ギリギリと音を立てることがないため、自覚しにくいのが特徴です。主に緊張したりストレスが高まったりしているときに見られます。筋肉のこわばりや顎関節への負担が蓄積されやすく、継続的に行われると歯の根に微細な亀裂が入り、知覚過敏や歯の破折を招くリスクもあります。

夜間だけではなく、日常生活の中で集中しているときや緊張している場面などでも起きやすいため、仕事中のモニタリングや習慣づけが予防のポイントになります。

タッピング

タッピングは、上下の歯をカチカチと小刻みに噛み合わせる動作です。歯を擦り合わせるグライディングや食いしばるクレンチングと比べると認知度は低いですが、歯ぎしりの一種として知られています。

タッピングが習慣化すると、歯の寿命を縮めたり歯の土台である歯根にダメージを与えたりするおそれがあるため、注意が必要です。

歯ぎしりの原因

歯ぎしりの原因であるストレスを抱えている男性

歯ぎしりは、いくつもの原因が複雑に絡み合って発生する口腔習癖の1つです。ここでは、歯ぎしりの主な原因について詳しく解説します。

ストレスや不安

ストレスや不安は、歯ぎしりの大きな要因です。精神的な緊張が高まると、睡眠中に無意識に歯を噛み締めることが多くなります。歯ぎしりは、脳がストレスを解消しようとする一種の生理的反応だと考えられています。過度な不安や心配ごとがあるときは歯ぎしりが悪化することがあるため、日常的なストレス管理が非常に重要になります。

噛み合わせの異常

上下の歯の噛み合わせが悪いことも、歯ぎしりが生じる要因の一つです。歯が正しく噛み合わないと顎関節や周囲の筋肉に不要な緊張がかかり、それを解消するために歯を擦り合わせる動作が起こることがあります。

生活習慣

睡眠の質や生活リズムも、歯ぎしりに大きく影響します。睡眠不足や不規則な生活は、脳の自律神経のバランスを乱しやすくなり、歯ぎしりの頻度が高まることがあります。また、アルコールの過剰摂取や喫煙、就寝前の過度なカフェイン摂取なども、歯ぎしりを誘発する要因となるため、生活習慣を見直すことが大切です。

歯ぎしりが歯周病を悪化させる?

歯ぎしりが歯周病を悪化させる?

歯ぎしりは、歯周病の発症や進行にも大きな影響を与えることがわかっています。歯ぎしりによってかかる強い力は、歯を支える歯周組織にダメージを与え、歯周病を悪化させる原因になるのです。

歯ぎしりによって歯にかかる力は、自分の体重以上にもなることがあります。こうした強い力が一晩中、あるいは無意識のうちに何度も繰り返されることで、歯を支える骨や歯根膜に過度な負担がかかります。その結果、歯周組織が耐えきれずに損傷し、歯がグラついたり歯周ポケットが深くなったりするのです。

歯ぎしりを続けると歯周病以外にもリスクがある?

歯ぎしりを続けると歯周病以外にもあるリスク

歯ぎしりがもたらす影響は、歯周病を悪化させることに留まりません。歯や顎、さらには全身にも悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、歯ぎしりを続けることで起こりうる、歯周病以外のリスクについて具体的に見ていきましょう。

知覚過敏の症状が出る

歯ぎしりが続くと、エナメル質がすり減り、象牙質が露出することがあります。その結果、冷たい飲み物や風に当たるだけで歯がしみる知覚過敏の症状が現れることがあります。知覚過敏が悪化すると、噛んだり会話したりするだけでも痛みが生じるようになり、日常生活にも影響します。

顎関節症を引き起こす

歯ぎしりによって顎の筋肉や関節に過剰な力がかかると、顎関節症を発症することがあります。顎関節症とは、口を開けると痛い、カクカクと音がする、口が開きづらいなどの症状が現れる病気です。

日常生活に支障をきたすことも少なくありません。特に、朝起きたときに顎が重い、口が開けにくいと感じる人は注意が必要です。

頭痛や肩こりなどの全身症状を引き起こす

歯ぎしりによる筋肉の緊張は、顎だけにとどまらず、頬や首、肩などの筋肉にも影響します。これによって頭痛や肩こり、さらには首の痛みや背中のこりといった慢性的な症状が現れることがあります。

また、歯ぎしりによって睡眠の質が低下すると、疲労感や集中力の低下、免疫力の低下にもつながり、日常生活のパフォーマンスにも影響を及ぼす可能性があります。歯ぎしりによるストレスがさらに歯ぎしりを悪化させるという悪循環に陥ることも少なくありません。

こうした症状は、歯科だけではなく整形外科や整体などでの治療が必要となるケースもあります。

歯ぎしりの癖があるときの対処法

歯ぎしりの癖があるときの対処法

歯ぎしりは深刻な歯や歯周組織のダメージにつながる可能性があるため、早めに対処することが大切です。

ここでは、歯ぎしりの癖があるときの対処法について見ていきましょう。自分に合った対策を歯科医師と一緒に見つけることが、歯ぎしりの予防と改善につながります。

ナイトガードを使用する

歯ぎしりには、ナイトガードと呼ばれる、歯科医院で作成するマウスピースを装着するのが効果的です。就寝時に装着することで歯ぎしりを防ぎ、上下の歯の摩耗や歯周組織への負担を軽減します。市販品とは異なり、歯科医院のものは一人ひとりに合わせて精密に作製されるため、違和感が少なく継続しやすいのが特徴です。

また、歯ぎしりによる歯へのダメージを防げるだけではなく、顎関節への負荷も減らす効果もあるため、顎の痛みや頭痛にも一定の効果が期待できます。

歯並びや噛み合わせの改善

噛み合わせのズレや上下の歯の接触バランスに問題がある場合は、矯正治療や補綴治療を行うことで根本的な改善が期待できます。歯ぎしりの原因となる不自然な負荷を正しく分散させることで、症状の軽減が見込めます。歯並びや噛み合わせを改善すれば、歯ぎしりを予防できるだけでなく、発音や審美性の改善も期待できます。

ストレスをコントロールする

歯ぎしりにはストレスが深く関わっているとされているため、精神的な緊張をやわらげることも重要です。趣味や運動、十分な睡眠、リラクゼーション法(深呼吸や瞑想など)を取り入れることで、精神的な緊張を和らげられます。

また、趣味の時間を持つ、友人と会話を楽しむなど、気分転換の時間を意識的に作ることもストレス軽減につながります。睡眠の質を高めることも歯ぎしりの改善・予防に役立つでしょう。

まとめ

歯ぎしりをして寝ている女性

歯ぎしりは、歯や顎に大きなダメージを与えるだけではなく、歯周病の進行を早める要因にもなります。無意識のうちに行われる歯ぎしりによって歯周組織が圧迫されると、歯ぐきの炎症が悪化したり歯を支える骨が減少したりと、歯周病のリスクが高まります。

また、歯ぎしりによる影響は歯周病の悪化だけではなく、知覚過敏や顎関節症、頭痛や肩こりといった全身症状にもつながります。

歯ぎしりによるトラブルを防ぐためには、ストレスのコントロールやナイトガードの使用、歯並びの改善など、総合的な対処が欠かせません。健康な歯と歯ぐきを守るためにも、歯ぎしりと歯周病の関係を正しく理解し、早めに適切な対応をとるようにしましょう。

歯周病や歯ぎしりにお悩みの方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

当院では、歯を残す治療、歯並びを治す治療、綺麗な口元にする治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

大西 正宏 院長

■この記事の監修者

大西 正宏 院長

所属学会・研究会
  • 日本歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 点滴療法研究会
  • 日本抗加齢医学会
  • 国際審美学会
  • 日本糖尿病協会
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
  • JACID(インプラントスタディグループ)
  • 高濃度ビタミンC点滴療法認定医
  • ドライマウス医会認定医
  • 国際歯周内科学研究会
  • ITI(国際インプラント)研究会
  • 日本酸化療法研究会
  • 日本臨床アンチエイジング研究会
  • 口腔感染症学会
  • 日本口臭学会
  • ドライマウス研究
  • JIADS
  • ほんだ式口臭治療認定医
  • 日本糖尿病協会登録医
           
一言

当院の診療の目的は「誠実で高いレベルの価値観を持っている人」に、その方にとって「最適なお口の健康(Optimum Oral Health)」を手に入れていただき、それを生涯にわたって保っていただくことです。
そして、私たちの使命は「当院のデンタル・サービスを受ける患者さんがご自身の健康と幸福、そして自己実現を手にすることができる」ようにお手伝いすることです。私たちの医院の診療の流れや治療内容は、すべてその目的を達成するために考えて構築してきたものです。
皆様が卓越した歯科医療をお受けになられることで、素晴らしい人生を送られることに少しでもお力になれるよう努めて参りますので、宜しくお願い致します。

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