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2023.11.16

小児矯正で八重歯を改善する方法!治療に適した時期や費用も解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

八重歯の治療

こどもの八重歯にお悩みの保護者の方もいるでしょう。八重歯は見た目だけでなく、噛み合わせなどにも影響を与えます。八重歯の治療はいつから始めるべきなのか、治療費用はどれくらいなのか、気になる方も多いのではないでしょうか

今回は、八重歯の原因や小児矯正方法、治療費用について詳しく解説します。お子さまの八重歯にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

八重歯とは?

八重歯の人

八重歯とは、歯列から飛び出した歯のことです。ガタガタした歯並びのことを叢生(そうせい)といいますが、八重歯は叢生の一種です。

日本ではチャームポイントとして評価されるケースもありますが、欧米では八重歯は悪魔を連想させるという考え方が浸透しています。そのため、こどものうちに治療するのが一般的です。

こどもの八重歯の原因

こどもの八重歯の原因について悩む母

八重歯になる原因は、以下のとおりです。

・顎の骨が小さい
・乳歯を早期に失った
・歯の本数が多い
・常に口呼吸をしている
・舌の位置が不適切である

顎の骨が小さいと、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足します。生えてくる歯の本数は決まっているので、小さい歯列に収めようと重なり合って生え、八重歯になるのです。

乳歯を早期に失った場合も、八重歯になる可能性があります。乳歯が抜けたあとすぐに永久歯が生えるのが正常ですが、虫歯や事故など、何らかの原因で乳歯を早期に失うことがあるでしょう。

歯を失ってすき間が生まれると、周囲の歯がすき間に移動することがあります。周囲の歯が移動して十分なスペースがない状態で永久歯が生えると、まっすぐに生えられないので歯列から飛び出し、八重歯になるでしょう。

また、生え変わりの時期で永久歯が下から生えているにも関わらず、乳歯がなかなか抜けないこともあります。生えている乳歯を避けるように永久歯が生えるので、八重歯になる可能性があるでしょう。

歯の本数が多い場合も、八重歯になることがあります。人の歯の本数は、乳歯は20本、永久歯は28本(親知らずを含めると32本)です。

通常の本数を超えて生えてきた歯を過剰歯とよびますが、過剰歯があると歯列内に歯を並べられず、八重歯となります。

口呼吸をしているこどもや、舌の位置が不適切なこどもは、八重歯だけでなくさまざまな歯列不正を引き起こしやすいでしょう。口周りの筋肉が正常に発達しないためです。

こどもの八重歯を放置することによる悪影響

こどもの八重歯の注意点

こどもの成長過程において、乳歯が永久歯に生え変わるときに八重歯が発生することは多いです。八重歯を放置するとさまざまな悪影響を及ぼします。

八重歯が見つかった際は、歯科医師に相談するとよいでしょう。放置すると、将来的に大きな問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

こどもの八重歯を放置することによる悪影響は、以下のとおりです。

虫歯や歯周病になりやすい

八重歯は、虫歯や歯周病になりやすいといわれています。歯列のスペースが足りず重なって生えることで、磨きにくい部分が生じるからです。歯並びの問題は見た目の美しさだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを増加させるのです。

上顎の骨の発育に影響がある

八重歯を放置すると、上顎の骨の発育に影響を及ぼすと指摘されています。正常な噛み合わせが難しくなり、顎関節症を発症する可能性があるためです。頭痛や耳鳴りなど、全体的な健康問題につながる可能性もあるでしょう。

こどもの八重歯矯正に適した時期

こどもの八重歯矯正に適した時期イメージ

八重歯の治療には、適した時期があります。一般的には、6歳前後が推奨されています。顎の骨が成長段階にあるので、お子さまの歯並びや顎の成長をコントロールできるでしょう。

ただし「6歳にならなければ開始できない」「6歳を過ぎたから治療できない」というわけではありません。顎の骨の成長や生え変わりの時期などには、個人差があります。そのため、身体年齢ではなく口内の状況を考慮して矯正治療を進めなければなりません。

お子さまの八重歯が気になる方は、いつから開始するべきなのかなど、歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。

こどもの八重歯の矯正方法

こどもの八重歯をワイヤー矯正で治すイメージ

こどもの八重歯の矯正方法をご紹介します。

マウスピース矯正

透明のマウスピースを装着して歯並びを整える方法です。120時間以上装着し、1〜2週間ごとにマウスピースを交換しながら八重歯を改善します。

食事や歯磨きの際には取り外せることがメリットでしょう。口内を清潔に保ちやすいので、虫歯や歯周病のリスクは低いです。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、金属のブラケットを歯に装着してワイヤーを通し、歯並びを整える方法です。非常に歴史の長い矯正方法で、重度の歯並びの乱れも改善できることがあります。

ワイヤー矯正は、ブラケットを取り付ける場所によって3つに分類されます。

表側矯正

ブラケットを歯の表側に取り付ける方法です。最も一般的なワイヤー矯正の方法で、ほかの方法と比べると費用が安いことが特徴でしょう。

デメリットは、矯正装置が目立つことや、食べ物が詰まりやすいことです。

裏側矯正

裏側矯正は、ブラケットを歯の裏側に取り付ける方法です。舌側にブラケットを取り付けるので、矯正装置が目立たないことがメリットでしょう。

しかし、歯磨きがしにくい、装置が舌に触れることで滑舌が悪くなるなどのデメリットがあります。歯の裏側に装置を取り付けるには高度な技術が必要になるので、行っていない歯科医院もあるでしょう。

また、表側矯正よりも費用が高くなることが多いです。

ハーフリンガル矯正

目立ちやすい上の歯は裏側に、見えにくい下の歯は表側にブラケットを取り付ける方法です。表側矯正よりも装置が目立ちにくく、裏側矯正よりも費用を抑えて治療できます。

こどもの八重歯矯正にかかる費用

こどもの八重歯矯正にかかる費用を確認しましょう。

・マウスピース矯正:400,000〜800,000円
・ワイヤー矯正:600,000〜1,200,000円

小児矯正にかかる費用は、歯科医院によって大きく異なります。全体矯正で治療するのか、部分矯正で治療するのかによっても費用は変動するでしょう。

都市部にある歯科医院で治療を受ける場合、高額になる場合が多いです。治療全体で1,000,000円以上必要になるケースもあるでしょう。

小児矯正にかかる期間や難易度も費用に影響を与えます。長い期間を要する場合や複雑な矯正治療の場合、費用が高くなるでしょう。

ワイヤー矯正では、目立ちにくいセラミックブラケットやホワイトワイヤーを選択できる場合があります。一般的に使用されるメタルブラケットよりも歯の色に近く馴染むので目立ちにくいですが、費用が高くなることが多いです。

実際にかかる費用はお子さまの歯並びの状況や歯科医院によって異なるので、カウンセリングを受けて確認するとよいでしょう。無料でカウンセリングを実施している歯科医院も多いので、検討してください。

まとめ

八重歯の治療

今回は、八重歯について詳しく解説しました。八重歯は、歯列から飛び出して生えた歯のことです。顎の骨が小さいこと、乳歯が早期に脱落したことなどが原因として挙げられるでしょう。

八重歯を放置すると、歯磨きが難しいことから虫歯・歯周病のリスクが上がります。噛み合わせが悪いことから、頭痛や肩こりなど全身の健康に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

こどものうちに治療を開始すれば、顎の骨を広げて歯を並ぶスペースを確保できる可能性があります。抜歯などの処置をせずに歯並びを整えられるので、お子さまの八重歯が気になる場合は一度歯科医院を受診してはいかがでしょうか。

こどもの八重歯でお悩みがある方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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